- 2004年4月24日 13:44
- 歌舞伎
今月の歌舞伎座夜の部は『青砥稿花虹彩画 白浪五人男』(あおとぞうしはなのにしきえ しらなみごにんおとこ)。
仁左衛門、勘九郎、三津五郎、福助、信二郎の五人男という豪華な顔合わせ、見逃すわけにはいくまい。
さて、白浪五人男と言えば、なんと言っても台詞のカッコ良さで知られる作品だ。
濱松屋の場での弁天小僧、勢揃いの場での五人の名乗り、初瀬寺の日本駄右衛門。
調子のよいの台詞回しが気持ちいい。
しかしストーリーは意外と知られてないんじゃないだろうか。
なかなか通しでやってくれることは少ないので、私も初めて全編を通して観たのだが、こんな話だったのかと驚いた。
お家再興あり、騙しあり、取り違えの因縁話あり。
なーんだ、泥棒ものがメインなわけじゃないじゃん!
だからと言って、面白さが削がれたかというとそんなことはなく、かえって話に奥行きが出て面白い。
台詞だけでなく、セットや演出も趣向が凝らされ、勢揃いの場のみならず、だんまりや、更に最後の殺陣シーンの素晴らしさ。
もうもう、観客は勢いに巻き込まれ、どんどんと興奮はたかまっていく。
いやー、大満足でした。