- 2004年8月 4日 22:45
- 日記
タイマーが、残り33秒だと告げている。
ミルクの向こうからコーヒーの苦味がして、ふと、何か間違ったかもと思う。
もう一口、カフェオレを啜る。
カップをソーサーに戻した刹那、体がふわりと宙に浮く。
鈍い、衝撃音。
ゆっくりと落下を始めようとした体は、すぐに下方へと引っ張られて速度を増す。
周囲の家具や、壁にかかっていた絵や、窓にはまっていたガラスが、体と一緒に浮いて、落ちていく。
いや、落ち始める。
その瞬間、ベッドへと着地して目が覚めた。
見慣れた天井、薄明るい室内と、生ぬるい気温に、ここがどこだか思い出す。
急に身動きしたものだから、隣りに眠る人まで起こしてしまった。
今日の午前5時だ。
落ちていった体は、いったい誰、なんだろう?