- 2004年8月22日 23:50
- 歌舞伎
八月の納涼歌舞伎は、お馴染み3部制なので見方に悩む。
今日のところは2部のみ。
立ち回りが楽しみな『蘭平物狂い』と、昭和41年が初演というから現代作品の『仇ゆめ』だ。
まずは『蘭平』だが、ちょっとしか出番のない孝太郎の行平妻が、風情が出ていて良かった。
この芝居は”物狂い”のシーンと、後半の立ち回りが有名なのだが、いずれも素晴らしかった。
特に立ち回りは、やんややんやの大喝采である。
あれだけやってくれると気持ちいいね。
『仇ゆめ』の方は、正直なところ、全然知らなかったので期待もせずに見に行った。
ところが、これが面白い!
舞踊劇なのだが、喜怒哀楽に富んだ構成で、思いっきり笑わせてくれた後に、せつなく終わる。
福助の花魁と、児太郎の禿のからみが自然でいい。
勿論のことだが、勘九郎の狸は出色の出来だと思うなあ。
勘三郎襲名まであと少し、寂しくもあり、楽しみでもあり。