- 2004年9月11日 23:36
- 歌舞伎
夏の暑さも一息ついて、歌舞伎ファンには嬉しい秋興行が始まる。
今年の九月は中村橋之助・三田寛子夫妻の三男坊が初舞台だ。
9月10日で3歳という彼のデビューのために書かれた祝いの脚本で、祖父、父、伯父、兄2人、従兄までが揃うという豪華さ。
本人は記憶できないかもしれないけど、家族にはすごく意味のある舞台だろう。
しかし、昼の部いちばんのお勧めは”五世中村福助七十年祭追善狂言”と謳われた『一本刀土俵入(いっぽんがたなどひょういり)』だろう。
肺結核で34歳で亡くなった現・福助の祖父にあたる五代目が演じたお蔦を福助が、勘三郎の当たり役だったという駒形茂兵衛を勘九郎が演じている。
これがものすごくいい。
勘九郎って、やっぱりすごい役者なんだと、改めて唸ってしまった。
勘九郎じゃなくて、駒形茂兵衛がそこにいる、そんな芝居だった。
福助の酌婦も、崩れすぎてなくて、せつなさがあっていいしね。
『茶壺』では三津五郎の至芸を堪能。
勿論それは、秀調と翫雀のきっちりした芸があってこそだが。
夜の部観劇は月末になる予定だが、これもまた、楽しみだ。
- Newer: 出たとこ勝負
- Older: 2006W杯アジア一次予選 vsインド