- 2005年1月15日 22:48
- 歌舞伎
松竹シネマ歌舞伎第一弾として、一昨年の納涼歌舞伎で上演された『野田版 鼠小僧』が映画館にやってきた。
ある一日の公演を、あらゆるアングルから撮影し再構成したもので、勿論音響はサラウンド。
N○Kの芸術劇場の拡大判だろうと思いながらも、初日の舞台挨拶で勘九郎が来るってんで観に行った。
野田秀樹はすごい。
彼の劇作家としての才能は誰しも認めるところだろうが、歌舞伎まで書けてしまうとは。
面白くって可笑しくって、やがて哀れな物語。
正直なところ、いくら勘九郎と仲が良くって素晴らしい劇作家だって言っても、歌舞伎座で演じる歌舞伎を書くなんてって思っていた部分があった。
でも観たらそんなのは杞憂だったとよくわかる。
同時代に生きてる作家に、新作歌舞伎を書き下ろしてもらえるなんて…上演を許可した松竹もえらい。
勘九郎は、本当に”人”という財産に恵まれた役者なんだと思う。