- 2005年3月12日 23:59
- 歌舞伎
『本朝廿四孝』を通しでというのは珍しいんじゃないかと思う。
観てみた素直な感想としては、なるほど序幕はあまり舞台にかからないわけだと納得。
ここがあると、先のストーリーはぐんとわかりやすいのだが、何と言うか、つまらない。
見せ場は勝頼の自刃かとは思うが。
片岡孝太郎の腰元濡衣は未亡人の艶とスパイとしての芯の強さが感じられた。
中村時蔵の八重垣姫はきっちり演じられていて好感が持てた。
片岡愛之助の勝頼は、というか、勝頼ってそういう役なんだけど、印象に残らない。
濡衣が、八重垣姫が、そんなに入れ込むほどの男なのか?と思ってしまう。
以前に中村雀右衛門一世一代での八重垣姫を観たが、この時も印象に残ってるのは姫だけだ。
まあだから、そういう風に演じられるのが勝頼なんだろう。
しかし何より、今回どーにも印象深かったのは、がらがらの二階席だった。
半分も埋まっていなかった。こんなの初めてだ。何故?
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