- 2005年4月16日 20:08
- 歌舞伎
十八代目中村勘三郎襲名披露公演も二ヶ月目。
今月から七之助も復帰し、すでに来月のチケットまで売り切れている盛況ぶりだ。
『ひらかな盛衰記 源太勘富(げんたかんどう)』
源太の勘太郎が良い。
この人は先月の『猿若』も良かったが、今月は更に良くなっている気がする。
恋人の腰元・千鳥が芝のぶで、これもまたなかなか。
しかし何と言っても母・延寿の片岡秀太郎が品格、情愛を感じさせる素晴らしい出来だ。
平次は海老蔵だが、このオイシい役を元気に楽しげに演じているようで、声が冴え渡っている。
『京鹿子娘道成寺(きょうかのこむすめどうじょうじ)』
今回は珍しく押戻しまで付いており、勘三郎襲名と同時に團十郎復帰をも寿ぐ演目だ。
所化に歴々たる顔ぶれが並び、ファンとしてはたまらないご馳走。
『与話情浮名横櫛(よわなさけうきなのよこぐし)』
発端となる「木更津海岸見染の場」、再会の「源氏店の場」のみである。
以前にも坂東玉三郎のお富と片岡仁左衛門の与三郎で見ているが、今回の方が与三郎のお富への恋情が強く感じられた気がする。
蝙蝠安の市川左団次が出色。
しかし、歌舞伎座では観劇時に前傾姿勢をとってはいけない!という原則が崩れて来ていて不愉快。
前の人が身を乗り出すと、3階席では覿面に後ろの人は何も見えなくなるのだ。
熱心に見入っているのはわかるんだけど、他の人のことも少しは考えてほしい。
まあ、座高の高い人が前に座ってくれちゃった時には、文句すら言えないけどね…。
- Newer: 四月大歌舞伎 夜の部
- Older: 我慢大会?