- 2005年11月12日 22:18
- 歌舞伎
久しぶりに国立劇場へ足を運ぶ。今月は『絵本太功記(えほんたいこうき)』が通し狂言として上演されているのだ。本当は團十郎が主演だったのだが、代わりに橋之助が頑張っている。
『絵本太功記』は、明智光秀の三日天下に題材を取ったお話で、本来は本能寺の変から光秀の死までの13日間を一段ずつに納めた長いものだそうだ。今回は1日目、2日目、6日目、9日目、10日目の上演で、光秀の話だけを集めているせいか、筋が理解し易かった。よく見る十段目(10日目)だけでは何のことやらわからなかった部分の謎も解けたし。脚本の再編という意味では成功なんだろうと思う。
しかし、見てるのはしんどかった。
テンポが悪いのか間が悪いのか、部分部分ではすごくいいなあと思う処もあるだけに、全体を通して見ていると疲れてしまうのは残念であった。孝太郎の蘭丸と初菊の二役は熱演。橋之助は、團十郎の代役だってことを意識してるのかなーと思わせるような演技が随所に見受けられたが、もともとそういう芝居か?十次郎役の魁春が好感。光秀母・吉之丞、さすが。