- 2006年1月 3日 21:53
- 歌舞伎
今年最初は浅草に、若手の皆様の元気を分けてもらいに出かける。
ここ数年、昼夜ともにキャスト入れ替えのみの同演目をやっていた浅草歌舞伎だが、今回は趣向が違う。第一部、第二部共通でやるのは『仮名手本忠臣蔵(かなでほんちゅうしんぐら)』から五段目「山崎街道鉄砲渡しの場」「同二つ玉の場」と六段目「与市兵衛内勘平切腹の場」だけ。第一部は最初に『鳴神(なるかみ)』をやるし、第二部は後に『蜘蛛絲梓弦(くものといとあずさのゆみはり)』がある。今日のところは第二部のみ。
『忠臣蔵』の五・六段目と言えば、勘平の悲劇だ。勘平は勘太郎、お軽が七之助。勘太郎はやはりいいなあ。七之助も、先月、今月と、なかなかいいじゃんと思える出来。千崎弥五郎が亀鶴、原郷右衛門が男女蔵だが、これもしっかし重みがあって良い。お茶屋のおかみさんが門之助で、これは貫禄たっぷりって感じ。
『蜘蛛絲梓弦(くものいとあずさのゆみはり)』は亀治郎ワールド炸裂の舞踊もの。六変化の早変わり、蜘蛛の糸は大盤振る舞いだし、お客さん大喜び。振り回される役の七之助と獅童もいい味が出ているが、金時かと言われるとやはり七之助では線が細くて違和感あり。頼光の勘太郎は貫禄もあり、どっしりとしたいいお殿様ぶりだった。