- 2006年2月 4日 23:05
- 歌舞伎
いつの間にか二月。気がつけば先月の夜の部は感想も書かないままに過ぎていた。やばいー。面白くなかったわけじゃなくって、単に忙しくて疲れちゃっていたせい。反省しよう。
一月夜の部は『藤十郎の恋(とうじゅうろうのこい)』で幕開け。不倫の恋を演じるのに、実際に人妻へ道ならぬ恋を仕掛けてしまうというのは、いかにもありそうで怖い。そしてその顛末も。扇雀が初役だそうだが、良かったんじゃなかろうか。最後の最後、舞台へ出て行く前が胸に来た。
『口上』は京都の時よりあっさりしていたような。でも虎之介の初舞台挨拶もあって、壱太郎と並んで二人の孫が二人の息子と一緒に口上に連なった、というのは幸せな一家を構えているのだと思う。孫らもしっかり御挨拶できてたし。
そしてその虎之介初舞台は『伽羅先代萩(めいぼくせんだいはぎ)』での千松だ。御殿の場における重要登場人物をいきなり演じたわけだが、これが、文句なしの良さ。成駒屋の教育はよっぽどしっかりしているらしい。勿論、御大・坂田藤十郎は素晴らしかった。八汐の梅玉、栄御前の芝翫は貫禄。飯炊き(ままたき)の場面が普段見慣れているものと違った演出になっていたが、それでもあのシーンは眠いよーな気がする。床下の場面で幸四郎と吉右衛門が豪華共演。そこで終わられてもなー、ではあったが。
最後はおめでたのお賑やかしで、福助が『島の千歳(しまのせんざい)』、橋之助と染五郎が『関三奴(せきさんやっこ)』を踊って締めくくり。ま、無難かな。
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