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三月大歌舞伎 昼の部

  • Posted by: ひろむ
  • 2006年3月 5日 20:24
  • 歌舞伎

…まあ、行った以上は感想を書こうとは思っているのだけどもさ。一言で言って、
「金払ってゲネプロ見てんのかいっ!」
と言いたくなる部分がママあり。いくら芝居は初日から楽日に向けて進化・成長するのが常だとは言え、だ。久しぶりに上旬の観劇なのでそう感じるだけで、実は毎月そんなもんなのかな。毎月見てれば、こんな月もあるのかなーなんて…思えないね。

前日の深酒が祟り沈没したJ氏をおいて、まだ東京にいた前夜の客B氏を呼び出して歌舞伎座へ。「吉例寿曽我(きちれいことぶきそが)」は見ず仕舞い。

「義経千本桜 吉野山(よしつねせんぼんざくら よしのやま)」には間に合うように到着。くねくねした静御前とごっつい忠信、よろけた藤太ってのは如何なもんだろう。しかもアンサンブル悪いし。

「菅原伝授手習鑑 道明寺(すがわらでんじゅてならいかがみ どうみょうじ)」は初めて見る演目。「寺子屋」とか「車引」はよく見るのだが、どういうわけだかこれには当たったことがない。上演記録を見る限り、ここ20年は仁左衛門のとこでしか上演されてなくて、しかもそうしょっちゅうはやらない芝居のようだ。ストーリーが面白く、仁左衛門の菅原道真、芝翫の覚寿、秀太郎の立田の前、孝太郎の刈谷姫はそれぞれ素晴らしい。しかしそこに脇で絡む役者がいけない。台詞がまるっきり入ってなくて後ろから台詞付けてもらってるのが三階席まで丸聞こえ。しかも入ってないのは台詞だけじゃなくて所作ものようで、間抜けなことこの上ない。出て来ただけで芝居ぶちこわしって、ある意味すごい?いくら初役でも、今日がすでに三日目であることを思えば、やる気がないとしか思えない。少なくとも他の商業演劇じゃありえないと思う。せっかく歌舞伎を観に足を運ぶ人が増えて、歌舞伎界全体にとっていい流れになっているというのに、そんな演技をする人が一人でもいると、またも「伝統芸能ってことにアグラをかいてる」と言われてしまうよ。あんまり観客を馬鹿にしない方がいいんじゃないだろうか。

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