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四月大歌舞伎 夜の部

  • Posted by: ひろむ
  • 2006年4月22日 23:28
  • 歌舞伎

今月は六世中村歌右衛門五年祭。そして同時に歌右衛門の芸養子である東蔵の息子・玉太郎が六代目中村松江、その更に子供が五代目中村玉太郎に襲名するというおめでたい舞台でもある。

幕開けは『井伊大老(いいたいろう)』。1年半前の10月に幸四郎の井伊直弼、雀右衛門のお静で見ているが、あまり印象がない…特に後半の井伊直弼の苦悩の部分なんて、初めて見たかのようだった。吉右衛門の井伊直弼は大きさと深さ、暖かさがあって良い。対するお静の方は魁春だったが、これが素敵に可愛い女性で、惚れ惚れとしてしまった。「一期一会」の挨拶を残す仙英禅師には富十郎で、枯れた味わいが禅師にぴったり。雲の井の歌江が好演。

お次は『口上』で、五年祭の御挨拶と襲名披露。豪華な顔ぶれなのは当然だが、又五郎、雀右衛門から勘太郎、新しい玉太郎までの幅広い世代が並んでいるのは、珍しいのではないだろうか。

『時雨西行(しぐれさいぎょう)』は藤十郎と梅玉が静かに気高く舞い踊る。しかし、筋書きとかイヤホンガイドがないと、何をしてるか全く理解不能なのは困ったものだ。

最後は『伊勢音頭恋寝刃(いせおんどこいのねたば)』。仁左衛門の福岡貢、時蔵のお紺、福助の万野は皆それぞれに素晴らしく、引き込まれて見入ってしまった。襲名の松江がいい男っぷりの今田万次郎で、その恋人のお岸が可愛らしくも美しい勘太郎で、いずれも脇をしっかりと支えるいい演技だった。それにしても勘太郎のここ数年での成長は目覚ましい。これだから歌舞伎を観続けるのは止められないね。

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