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吉例顔見世大歌舞伎 夜の部

  • Posted by: ひろむ
  • 2006年11月27日 23:54
  • 歌舞伎

実を言うと、先の土曜日は新橋演舞場と歌舞伎座を掛け持ちだったのだ。興行の間が一時間位あったのでちょっとぶらぶらした後、相方と別れて一人で歌舞伎座へ。ここで職場の後輩と待ち合わせて一緒に観劇なのだ。彼女は歌舞伎2回目。菊五郎を説明するのに「寺島しのぶのおとーちゃん」と言えば分かるという歌舞伎初心者である。海老蔵は「おーい、お茶」の人として認識できてるらしい。三津五郎は「八十助だった人ですよねぇ?テレビで見たことあります」で、仁左衛門は「あ、孝夫さんだ!」…?どうやら父母の世代に歌舞伎好きな人でもいた様子である。

幕開けは短いがめでたい『鶴亀(つるかめ)』。雀右衛門の女帝が、三津五郎の鶴と福助の亀を召して目出度く舞うという宮中の新年節会の模様だ。しかし、失礼とは思うが、ほんっとーにいいかげん、雀右衛門は舞台に立つのは…(以下自粛)。

『良弁杉由来(ろうべんすぎのゆらい)』は東大寺二月堂を舞台にした一幕もの。これまで観劇の機会に恵まれず、今回初めて見た。仁左衛門が良弁大僧正、母を芝翫が演じて、心温まる佳作に仕上がっている。

『雛助狂乱(ひなすけきょうらん)』は菊五郎が偽の狂乱ぶりを雪や捕手と絡みながら踊っていくものだが、狂乱の態を見せつつ、しかも美しい舞で、というのはなかなかに難しい。美しいだけじゃダメなんだろうけど、菊五郎だし迫力もあるんだけど。

続く『五條橋(ごじょうばし)』は富十郎の弁慶が息子鷹之資の牛若丸と息を合わせてのお遊戯。かわいいからいいんだよな。

『天衣紛上野初花 河内山(てんにまごううえののはつはな こうちやま)』は團十郎が河内山で本格復帰の芝居だ。昼の部の仁木弾正は迫力だったよなーと思いこちらも期待。いや、河内山のふてぶてしさも可笑しみも出て良かったと思う。三津五郎の出雲守、弥十郎の北村大膳、家老の高木小左衛門が段四郎で、全体としてとてもしっかりした芝居になっていた。同行者も喜んでいたし満足じゃ。いや、この演目はいつ見ても、見終わって気持ちいいわ。

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