- 2006年12月 2日 17:17
- 歌舞伎
つい先週は11月で吉例顔見世だったと思ったら、今日はもう師走興行初日。早いものだ。
仕事の都合で最初の演目『八重桐廓噺 嫗山姥(やえぎりくるわばなし こもちやまんば)』はパス。この演目は以前福助が八重桐を演じたのを見ているが、それが面白くなかったような記憶があるのでまあいいかと。でも菊之助が八重桐なのでちょっと見たい気もする。
さて『忍夜恋曲者 将門(しのぶよるこいはくせもの まさかど)』。時蔵の滝夜叉姫と松緑の光圀による舞踊劇だ。二人とも踊り巧者で品があってうっとり。でも早変わりの後でもたもたと衣装直しを続ける場面があり、初日ならではかなあと失笑。
『芝浜革財布(しばはまかわざいふ)』は今日一番のお楽しみ。お馴染み菊五郎の魚屋政五郎に魁春の妻おたつで、初日とは思えない円熟した演技を見せてくれた。脇もしっかり固まっているので、見ている方は安心してこの人情話に入り込んでいける。話の締めくくりも明るくて、ほんと、年の瀬を楽しく迎えるには格好の芝居だ。気持ち良かった。
最後は『勢獅子(きおいじし)』。日枝山王神社の天下祭を、鳶頭の梅玉、鳶の松緑、松江、亀三郎、松也などが目出度く舞い踊る。そこへ出てくるのが売れっ子芸者のお京、つまり京屋・雀右衛門なわけだが、手を引かれながらも小走りで出て来たのには驚いた。踊りはいつも通り足下があれだったが、先週より元気に華やいで見えたのは気のせいじゃないと思う。松緑演じる獅子舞が大当たり。
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