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新春浅草歌舞伎 夜の部

  • Posted by: ひろむ
  • 2007年1月 7日 23:34
  • 歌舞伎

あるいは”着物で歌舞伎”の日アゲイン。でも今日は私の座ってる前は一列ほぼ全員洋服だった…どこが着物で歌舞伎の日なんだか。どうやら更に一列前に座った人がチケットを2列分ほど握っていて、直前になって知り合いを招待しまくったらしい。お土産あげたりしてたから。それにしてもせっかくの企画日なんだから、ちゃんと企画に乗るよう働きかけくらいすべきだろう。あれだけの枚数チケットを押さえてたってことは浅草商店街関連などなんだろうし。

さて、開演前には浅草芸者の方々の和楽器演奏などもあり、新春ムード満点で始まり始まり。年始御挨拶は片岡愛之助丈。なごやかに笑いを取っての幕開け。

夜の部の出し物は先ず『義経千本桜(よしつねせんぼんざくら)』より「渡海屋(とかいや)」「大物浦(だいもつがうら)」の二幕。渡海屋主と名乗って実は平知盛が獅童、その妻で実は典侍の局が七之助、山伏で実は弁慶が男女蔵、義経が勘太郎、最初に北条方と言って出て来て実は平家派の侍が亀鶴と愛之助。勘太郎はオーラが出てるかってくらい存在感があった。さすが要の義経だ。七之助は難しい役だったが、帝に対する愛情深さはよく出ていたように思う。品格もあったし良かったのでは。男女蔵は肥えてますます父君に似てきたなあ。亀鶴と愛之助は上手い。そうなってくると俄然悪目立ちするのが獅童で、型は覚えたんだろうけど、ふわふわと浮いているような、型だけなぞってるように見える。最後の方で瀕死の身ながら義経に挑んでいこうとするところは型が少なかったせいか、おおっと思うとこもないではなかったが、やはり映画の人なのかなーと思う。『浪人街』の獅童は良かったんだけどな…歌舞伎じゃなきゃいいのか。

30分の休憩を挟んで『身替座禅(みがわりざぜん)』。この中村屋が大得意とする楽しい演目を、勘太郎が初役の山陰右京でどう見せてくれるのかが今日一番の楽しみだ。いやこれが面白い面白い。勘太郎も良かったが、愛之助の奥方玉ノ井も、亀鶴の太郎冠者も皆とても品があって良い。下世話になり過ぎると面白さが半減なのだが、そういう意味では十分に面白がらせてくれる仕上がりだ。この三人は本当に芸達者になってきたなあと思う。特に今日は勘太郎と愛之助の良さが目にとまった。今年も楽しい年になりそうだ。

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