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通し狂言 義経千本桜(前半)

  • Posted by: ひろむ
  • 2007年3月11日 00:14
  • 歌舞伎

松竹座から帰って来て以後、なんやかんやと忙しかったり風邪をひいたりでブログ放置して早や1ヶ月半。そろそろ再浮上すべき時期かな。やることがいっこうに減らないので、また沈没するかも…と心配しつつ、とりあえずは三月大歌舞伎の昼の部に行ってきた。

今月は通し狂言『義経千本桜(よしつねせんぼんざくら)』。通しを見るのは初めてだ。何たって私は『すし屋』を見たことがないというとんでもない歌舞伎ファンだったりするのだ。これが楽しみでなくてなんとしよう。しかしチケット取りに出遅れて今日の席は3階西側。舞台は半分見えないし、花道は声しか聞こえない。花道からの台詞は足下から湧き上がってくる感じで好きなんだけど、『鳥居前』にしろ『渡海屋』にしろ『道行初音旅』にしろ、この昼の部でやる演目は全て花道での見物があるのだ。つくづく失敗したよなーと臍を噛む。おかげでだいぶ意識が遠のいてしまったよ。

この中で一番楽しみだったのは『渡海屋(とかいや)』『大物浦(だいもつうら)』だ。浅草歌舞伎で若手が演じたのを1月に見たばかりなので、幹部俳優陣だとどんなだろうと期待したわけだ。藤十郎の典侍の局は、銀平女房の時でも品格がありすぎて、船宿の女将には見えなかった。幸四郎もどっしりとしてただ者じゃない雰囲気で演っていたからそういう風に揃えたのかな。左團次の弁慶は男女蔵そっくりだった。本来は逆なんだろうけど、DNAってすごい。

『道行初音旅(みちゆきはつねたび)』で最も残念だったのは、逸見藤太の仁左衛門がほとんど見えなかったこと。藤太はほとんど3階西側席からは見えない場所で演技するのだもの。役者名づくしの台詞は面白かったけど、面白かっただけに見えなかったのが残念でならない。ううう。夜の部に期待しよう。

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