- 2007年3月21日 23:50
- 歌舞伎
さて本日は残りの半分。まずは『木の実(このみ)』『小金吾討死(こきんごうちじに)』『すし屋』と、ととっと見て来た。
仁左衛門がいがみの権太、孝太郎が妹お里、鮓屋弥左衛門が左團次で、この3名が素晴らしかった。正直なところこれまで左團次を特に良いと思ったことはないのだけれど、今回の弥左衛門ははまっていた。こんなに良い役者だったのかと目から鱗だ。孝太郎のお里はかわいらしさ満点。いがみの権太は何とも自然に見えて良かった。時蔵の維盛、権太女房小せんの秀太郎もしっかり締めていて良い。
『川連法眼館(かわつらほうげんやかた)』『奥庭(おくにわ)』は菊五郎の狐忠信、福助の静御前。梅玉が義経なのだが、3人並んで喋ると彼だけ声が小さくて聞きづらかったのが残念。幸四郎が教経で奥庭だけ出たが、これはやはり声が響くので、ここでも梅玉の声の小ささが際立ってしまって良くなかった。芝居は良かったのに残念なことだ。
『義経千本桜』を通しで見たのは初めてだが、やはり並べて見た方が世界がわかって面白いんじゃなかろうか。とは言え、イイトコ取りで見たいと思うのも、我が侭なファン心理ではあるが。
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