- 2008年1月 3日 23:52
- 歌舞伎
今年の歌舞伎初めは三が日から歌舞伎座で、という贅沢さ。席はいつもの3階A席だけどね。例年1月はあまりにもあちこちで興行があるので困ってしまう。全部はとても行けないので考えた末の選択になるのだけど、これがまた行かないことにしたものに限って後から「行っとけば良かった」となげくことになるんだよなあ。きっと今年もそんなのは多いだろう。でも歌舞伎ばっか見てるわけにもいかないので仕方ない。
正月らしい祝いの踊り『鶴寿千歳(かくじゅせんざい)』で幕開け。今年は歌舞伎座120年のめでたい年でもあり、この昭和天皇即位記念に創られたという典雅な踊りは、ちょうどぴったり。松竹梅の歌昇、錦之助、孝太郎は清々しく、姥と尉の芝翫、富十郎は寿いで。
短い休憩の後に、これまた正月らしい『連獅子(れんじし)』を幸四郎、染五郎の親子が踊る。以前にこの二人で見た時に、毛振りが全然合ってなくてがっかりだったのだが、今回はきちんと揃っていて、尚かつ途中で子獅子が血気にはやってとばしてくのが微笑ましくて良かった。幕間狂言の高麗蔵、松江も滑稽な中に品があってよい。
最後は歌舞伎十八番の内『助六由縁江戸桜(すけろくゆかりのえどざくら)』。團十郎の助六はさすがお家芸で、やんちゃで粋な江戸の華。福助の揚巻はかなり心配な初役だったのだけど、芯が通って誇り高くて助六に心底惚れてる揚巻で良かった。髭の意休ははまり役の左團次。白玉がこれまた初役の孝太郎だったが、並みいる先輩方にしっかり肩を並べての好演。福山かつぎが錦之助で、この人はほんとに清々しい。白酒売りの梅玉はさすが。通人の東蔵も場をさらっていくうまさ。正月からいいもの見ました。今年も面白い舞台がたくさん見られますように。
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