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七月大歌舞伎 夜の部

  • Posted by: ひろむ
  • 2008年7月20日 23:36
  • 歌舞伎

夜の部は玉三郎による泉鏡花ワールド。『夜叉ケ池(やしゃがいけ)』は監修だけで、百合役は春猿、白雪姫は笑三郎、萩原晃が段治郎、山沢学円が右近(当然だが、尾上ではなく市川)。今回は百合と白雪姫が別の人によって演じられるというところが以前と違うか。でも何だか全体に、前回とはかなり印象が違っていた。実際に違うのかどうかは前回の記憶が曖昧すぎて記録もしてないので何とも言えないが、異界のもの達と白雪姫が釣り鐘のことで争うところとか、最後の大雨で洪水になり村が沈むところとか、以前より印象が強くなった気がする。面白かった。

『高野聖(こうやひじり)』は...うーん、玉三郎が演じてすら、あの「女」の魔性と聖性をうまく印象づけるのは難しいのかもしれない。修行僧役が海老蔵で、どうにも気の弱い学僧にしか見えないのでそれも弱い一因かも。次郎役の右近(こちらは尾上)は上手かったんじゃないか?親仁の歌六が締めてくれたんで芝居としてはまとまった感があるけど...。あ、でも、最後の立ち尽くす修行僧は風情が良かったな。やはり何十年もお蔵入りになっていただけのことはあって、難しい芝居なんだな。

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