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道玄坂『HEMEL』

  • Posted by: ひろむ
  • 2008年11月15日 23:20
  • お店

ライヴ帰りにそこらでビールをとぐるなびで店を探す。彼らの音楽が最初にブレイクしたのはアイルランドだったってことで、相方はアイリッシュパブかと期待していたようだが、私が見つけたのはベルギー料理とベルギービールの店なのだった。だって美味しそうに見えたから。

というわけで、夜9時過ぎの百間棚を抜けて道玄坂沿いの地下、目指す店より隣のカレー屋の看板の方が目立っている『HEMEL』に行ってみた。ドアを開けると目の前のカウンター席が2つ並んで空いている。ラッキー。あまり広くない店内はカウンターと小さい丸テーブル、6人掛け位の四角いテーブルがあって、HPによれば43席あるらしい。ほぼ満席なんじゃないの?と思って見てたが、ひょっとして入り口脇のカウンターも席としてカウントするんだろうか?あそこでは飲めるけど食べられないぞ?せっかく美味しい料理があるんだから、飲み食い両方できなきゃつまらないだろうに。

席に着くと先ずは本日のドラフトビールの御案内。ベルギービールの店だからもちろんベルギーのドラフトビール...でもギネスはあるのか。観戦会の店でお馴染みのヒューガルデンホワイト、ヴェデットエキストラホワイト、レフブラウン、ベルビュークリーク、ギネス、の5種類があった。相方はベルビュークリーク、私はヴェデットエキストラホワイトを頼む。専用コースターと専用グラスというお約束の給仕をちゃんとしてもらえて満足。カウンターには変わったグラスや『世界ビール大全』『ベルギービール大全』などという本が並べてあり、そいつらを肴に喋りながらも飲める。カウンターの向かいには巨大冷蔵庫があって、各種ビールがいっぱいに並べられている。メニューにはちゃんとトラピストビール、アビービールの違いも説明してあったり、店の中を見回しているだけで話のネタは尽きない。直接ラベルを見たり冷蔵庫前で店員と相談して決めてる人もかなりいた。

料理もベルギーにこだわっているとのことで、お薦めのムール貝のホワイトビール蒸しと仔羊シャンクを頼むのは即決だった。他に3種類のソースでいただく牡蠣フライ、温野菜をお願いしてみる。ムール貝のビール蒸しのスープ、絶品。バケットと一緒にパクパクと進んでしまう。温野菜もバルサミコが効いていて美味い。牡蠣フライはエシャロットを刻んだマヨネーズ、デミグラスソース、ポン酢ソース。それぞれにおいしくて、どれが一番とは決めがたい。ラムシャンク、無茶苦茶やわらかくてソースも良くて...とにかく全部がはずれなし。クセのあるベルギービールとの相性は勿論ばっちり。いい店だあ。

飲み物も食べ物も文句なしだが、特筆すべきは接客の良さ。広くもない店が混み混みだと、とかく客は不機嫌になりがちだけど、ここはまったくそんなことがない。確かに動き回る店員を大きな声で呼ぶのは無粋な気もしちゃったりするんだけど、客が来店して、メニューを案内して、給仕して、会計して、送り出すまでの全ての段階で気持ちのいい気遣いや言葉かけがされている。おかげで短時間だったけど、とても気持ちの良い気分でめいっぱい飲み食いして幸せに家路についた。アドベントにはクリスマスビールが入荷されて、クリスマス料理が出るとのこと。絶対また行かなくちゃ。

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