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七月歌舞伎 夜の部

  • Posted by: ひろむ
  • 2009年7月20日 23:06
  • 歌舞伎

歌舞伎は初めてという一回り下の友人と出かけた。少し早めに着いた彼女は、道路の反対側まで渡って写真を撮ったり、近づいて撮ったりと、なかなか楽しんだ模様である。建物の中もゆっくり見せてあげたかったのだけど、なんせ休憩時間が1回あるだけだったので超駆け足になった。それでも、開演前と休憩で主なところは見せられて良かった。来年4月までにもう一度一緒に行けるかな?

さて、今月は昼夜ともに2演目ずつ。夜の部は海老蔵が団七の『夏祭浪花鑑(なつまつりなにわかがみ)』。徳兵衛に獅童、お辰に勘太郎、三婦が猿弥、磯之丞が笑也、琴浦が春猿。海老蔵と獅堂、二人ともイマドキな体型で足が長過ぎて、出会いの場の座ってる姿が間抜けに見える。海老蔵が「こんぴら歌舞伎」、今回と勘三郎に指導してもらって曲がりなりにもきっちりと団七をやっているのに対し、獅童の徳兵衛が型もこなせてなくて違和感がありすぎ。コクーン歌舞伎、出てたよねぇ、役は違うけどさ。あれだけ近くで橋之助の演技を見てたのに、と思ってしまった。義平次の市蔵が素晴らしかった。

40分の休憩後、お待ちかねの『天守物語(てんしゅものがたり)』。昭和52年からこの演目を演じ続けている玉三郎にとってはほぼ30年に渡って取り組んで来た芝居だ。私が初めてみたのは10年前で、3年前にも見ているが、毎回毎回いろんな工夫が重ねられて違うようになっていて、進化し続けている良い芝居だ。今回は亀姫が勘太郎とのことで、美しく怪しい姫君達のやりとりなのに...と不安を覚えていたのだが、杞憂であった。十分に美しく怪しい雰囲気をたたえた亀姫だった。門之助の舌長婆ははまっている。朱之盤坊が獅童で、これはここまで変な役だと却って面白がって演れている感じ。図書之助は当然のごとく海老蔵で、美しい若衆っぷり。ビジュアル的にはやはり玉三郎、海老蔵の組み合わせは美しい。近江之丞が我當で、雰囲気ぴったり、そのものだった。しかし、この演目、玉三郎の後を継いで演じられる役者が出るだろうか?

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