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バンクーバー五輪フィギュア(女子SP)

最初に断っておくが、私が今回オリンピックで注目している女子シングルの選手を3人挙げるとすれば、キム・ヨナ、安藤、鈴木である。浅田はいい選手だし日本代表として金メダルを取りにいってほしいと一応は思っているが、活躍を望んでいるのは前述した3選手だ。というわけで、今日の滑走順から一番不安だったのは、浅田、ヨナに続けて滑る鈴木だった。その次が最終滑走の安藤。結果としては1位ヨナ、2位浅田、3位ロシェット、4位安藤で、鈴木は11位であった。

昼間、職場のテレビの前には人が群がっていた。私は午後1時過ぎには職場を出ないといけない用事があって、その輪には加わらずにばたばたしていたのだけども、横を通ると誰かが必ず経過を教えてくれていた。おかげで結果は知った状態で夜の民放地上波をまず見たのだが、先ず最初の長洲未来の演技に見蕩れた。次回オリンピックでは必ず表彰台に上がってくる選手の一人だろう。そして確かに浅田とヨナの演技は完璧だった。ノーミスで、加点が取れる要素がてんこ盛りである。高得点は間違いなしと思ったら本当に高得点だった。オリンピックで世界最高得点更新とは。そして続く鈴木明子。あの二人の後で、よくぞここまで頑張ったという演技だった。呑まれてしまってボロボロでもおかしくない滑走順である。GPシリーズ2戦目の時のようなボロボロっぷりになったらどうしようと心配していたが、杞憂であった。ジャンプのミスはあったものの、後半のステップでは鈴木らしさが発揮されていてとても良かった。安藤は3−3ジャンプに挑戦して、回転不足でちょっと点数が伸びなかったが、本人は挑戦したことに満足していたようなので良しとしよう。

民放地上波終了後、NHK-BSでの録画放送をはしご。民放でざっくりと切られたところもちゃんとやってくれるのがいいところ。前記以外ではレオノワ、ゲデバニシリ、レピスト、フラット、コストナーが鈴木より点数が上で、つまりTOP10内。特にフラットが曲にのってて素晴らしかった。そしてロシェット。21日に母親が心疾患で急死してしまったのだが、悲しみを堪えての出場である。地元開催の重圧に加えて、その悲しみ。並みの精神力では乗り切れまいと思っていたが、その悲しみを堪えた様が哀愁を帯びたタンゴの曲調と相まって、演技のレベルを上げていたようだった。涙をこらえて滑り、滑り終えて泣いていたが、出ただけでなく高得点を上げたことは、彼女自身のために良かったと思う。きっとフリーまで頑張るモチベーションともなっただろう。彼女のフリーを楽しみにしたい。

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