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バンクーバー五輪フィギュア(女子FP)

仲の良い友人と後輩と3人でリアルタイムでテレビ観戦できて、感動を分かち合えて、幸せな時間が持てた。感謝。

第3グループから見始めたのだが、鈴木明子がしっかりと自分の演技をできて一安心。落ち着いた良い演技。しかもどう見ても今季一番の出来で、本人も滑り終えて感極まってしまうほどだった。応援しているこちらもつい、うるっと涙腺が緩む。SP後11位でFP次第ではTOP10は固いと思っていたが、しっかり8位に入賞してくれた。おめでとう。

安藤美姫は最終グループ滑走者の中では、キム・ヨナよりも浅田真央よりも前で本当に良かったと思う。今回は本人がちゃんと納得のいく演技が出来たようで、トリノの時と違い充実の表情を見られた。SPよりちょっと不安定だったけど頑張ったロシェットと、怖いものなしの長洲未来の素敵なカルメンのおかげで5位になってしまったが、順位も大事かもだけどオリンピックはそれだけじゃないんだよねと、安藤の顔を見て再認識する。何か吹っ切れたのかな?3月の世界選手権の演技が楽しみになってきた。

そしてキム・ヨナ。丁寧に丁寧に、いつも以上に思いをこめて。ガーシュウィンが彼女のために書いた曲のようだった。プログラム内容としては、彼女自身の成長を描いたストーリーだったらしいから、それこそ自分の道程を振り返り辿り再現しつくしたと言っていいのだろう。いつも素晴らしい演技だけど、何と言うか、やっぱり今回のリンクには神様が下りてきていたんだろうと思う。終わった瞬間に、これはとんでもない高得点だろうと思ったが、本当にありえないほどの高得点だった。完璧。金メダル大本命と言われ、母国のみならず世界中の注目と期待を背負った大舞台で完璧な演技が出来るとは...。19歳でここまで到達してしまい、これから彼女はどこに向かうんだろう。おめでとう。お疲れさま。

その宇宙的高得点の後で滑走の浅田真央は、ヨナへ向けての大歓声に同様しないように音楽を聴いていたのだが、それでも聞こえてくる歓声を頭を振って追い払おうとしていた仕草が痛々しかった。3回転半は2回とも成功したが、後半に珍しいミスを連発してしまい、自分でも悔いの残る演技になってしまったようだ。滑り終えて音楽が鳴り止んだ時、すでに悔やし涙が浮かんでいた。こらえて挨拶はしていたが、直後のインタビューでは泣いてしまってしばらく話ができなかった。表彰式でもまだ悔しそうな哀しそうな顔をしていたが、メダルをかけてもらった後はしっかりと笑えていたので良かった。「オリンピックの金メダル」を目指してきたのだから、銀は本当に悔しかったのだろうけれど、最後にはちゃんと笑って過ごした。また一つ強くなったんだと思う。お疲れさま。ヨナと二人の演技を見ていると、ヤグディンとプルシェンコが競っていた頃を思い出すよ。あの時の男子シングルは本当に面白かった。

それにしても、今回の五輪フィギュアはどのカテゴリーも素晴らしかった。カナダのリンクの神様は、なるべく皆が精一杯の実力を出せるように取りはからってくれてたらしい。自己ベスト更新者も連発だったし、見ていて楽しかった。コストナーとか、何人かは実力が発揮できずかわいそうだったが、それも五輪特有だろう。リンクに棲んでいるのが魔物か神かは、選手自身の心しだいなんだろうが...。日曜日はエキシビション。競技から解放された皆の、喜びの舞を楽しみにしている。

その後、浅田とヨナについての良い記事があったので追加。ライバルに恵まれた幸運というのは確かにあるのだろう。ヤグディンとプルシェンコの時にも思ったけど。

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