- 2010年4月18日 21:56
- 歌舞伎
昨日に引き続き、今日は第一部。開演30分前に着いたけど、今日も押すな押すなの人だかり。あちこちで記念撮影をする人の姿を見受けられた。
幕開きは『御名残木挽闇爭(おなごりこびきのだんまり)』。一応は曽我ものになるんだろうが、要するに顔見世狂言なので筋はあるようでない。それぞれの装束やら所作やらを楽しめばよいのだろう。三津五郎、時蔵、芝雀、染五郎、松緑、菊之助、海老蔵、勘太郎、七之助、孝太郎、獅童といったところ。こういう演目はイヤホンガイドがあってくれて、とても助かる。先月、今月と久しぶりにイヤホンガイドを使っているが、特別な点などをしっかり解説してくれているので本当にありがたい。空き時間には座談会や川柳などもあって楽しかった。
二つ目は『一谷嫩軍記 熊谷陣屋(いちのたにふたばぐんき くまがいじんや)』をじっくりと。熊谷直実は吉右衛門、相模を藤十郎で、この静かな悲劇を噛み締めるように演じて見せてくれた。さらに最後の方にしか出て来ないが重要な役である白毫弥陀六を富十郎が好演。息子がらみでない時の富十郎は、これまで通りの良い役者で安心して見ていられる。この演目で一瞬も寝ないでいられたのは、初めてだったかもしれない。
最後は今日一番のお楽しみ、中村屋の『連獅子(れんじし)』である。中村屋だから当然、親と子が2人の三人連獅子になるわけで、これはほんっとに楽しみにしてきたのだ。以前にも見ているが、とにかく三人の息の合い様が素晴らしい。このぴたっと揃った毛振りは何度見ても溜め息が出てしまう。しかも今回は獅子の精の花道からの出の部分で、いったん後ろ向きのまま戻るのを三人一緒にやるという超絶技巧が加えられていた。これまた見事な引っ込みで、素晴らしいとしか言いようがない。つなぎの橋之助と扇雀の掛け合いも良かった。
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