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舞台・ライヴ Archive

東京事変 Live Tour 2012

なんと最後の...最後の東京事変ライヴツアーになってしまった。突然の解散宣言から怒濤のチケット争奪戦を経て、チケットを手にした6万人と涙した47万人、つまり延べ53万人が行きたいと欲したツアー"Domestic Bon Voyage"である。今日2月14日横浜アリーナを出航し、横浜、大阪、東京と2度ずつ錨を下ろし閏日29日まで6回のみ。最終日は映画館での生中継まである。仕方ないので映画館に行くかと思ってたところに、天からチケットが降ってきた。一も二もなく飛びついて、職場の方々にも無理を言いまくって、仕事を早上がりして新幹線に飛び乗る。新横浜まで20分。横浜アリーナまでは徒歩7分。入口、外の物販ブースとも大混雑で行列が長い長い。時間的にも物販を漁るのは無理と判断して真っ直ぐに席を目指す。さすがはファンクラブ歴長い知人が確保したチケットだけあって、アリーナセンターの良い席であった。大感謝である。

そして約10分遅れて19時10分あたりに始まったライヴは、本当に中味が濃くて楽しくて、あっという間に21時20分。アンコールが終わり、メンバーが去った後のステージに、エンドロールが流れる。"Up, up and away!"と消えたスクリーンに砂嵐が吹き、次の瞬間には客席の電気が点き、最後の大きな拍手が起こって本当に今日のライヴは終了した。最後のライヴツアーの最初の日。終わりの始まりにしたって、こんな素敵なパフォーマンスができるのに、どうして解散するんだろう、わけが分からない、と溜め息をつきつつ帰途に着く。ネコさんのアレンジ、オーケストレーションが自然にはまりきってるのもさすが。凄過ぎて、堪能し過ぎて、楽し過ぎて、ラストライブの悲しさなんてどっか行った。いったんバンドはなくなるのだろうけど、彼らが音楽をやめるわけではない。彼らの音楽が消えるわけではない。また新たな進化を見せてくれるものと信じよう。それまで、良い旅を!

本日のセットリスト;

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ムーンライダーズF.C.イベント

IMG_0842.jpg大晦日だというのに、家のことは全て家人にお願いして高円寺Highへ出かける。ムーンライダーズの最後のファンクラブイベントなのだ。300人くらいの人らが集まっており、この年末の忙しい時に、皆よく都合がついたなと他人事のように感心してしまう。まぁ、我が家にしたって、旦那とつきあってる時間よりムーンライダーズファン歴のが倍ほどあるからな。理解しててくれる家族を持ってることに、大感謝であるよ。

14時半開始予定。実際は15時近くのスタートになったか。参加したのは300人ほど。大晦日でも、とにかく最後のイベントなんだし、活動再開あるかどうかわからないし、行くぞと気合いが入っている。今回は入場番号がかなり遅かったもので、最初は地下へ行く階段の途中に留まってしまう事態になった。メンバーがステージに現れ、慶一さんの声かけによりうまく客移動ができた感じ。初手からグダグダです。ドリンク代も払って交換チケットはもらっているけど、なんともタイミングが難しい。そのまま流れでプレゼント大会が始まり、クイズとグッズでしばし和む。メンバーが舞台を去って、スクリーンが下りて来たと思ったら懐かしのビデオシリーズ。変態よいこ大集会が見られるとは!

そして最後は演奏。なんと15曲。途中でケラ乱入して「だるい人」とか、おもしろすぎるっつーの。アンコールの「くれない埠頭」は、ムーンライダーズの演奏にのせて、客席がフルコーラス歌わせてもらった。バックコーラスが自然派生的に出てくるあたり、皆様のファン歴の長さが伺えたね。しんみりとしたところで、おもむろに「スカーレットの誓い」で元気を回復して終了。古いファンクラブ通信と、先日のツアーTシャツの無料配布あり。もらって外に出て17時20分くらい。サインをもらう機会は残念ながらなかったんだけど、すごく楽しかったので満足。活動休止=事実上の解散じゃないといいなぁ...。早く帰って来てね。

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ルーフトップライブ@新宿タワレコ

行けなかったけど、ニコニコ生放送のシフト放送で楽しめた。ありがとう「ほぼ日」スタッフさん。場所がルーフトップなだけに、ビートルズネタ満載だった。

とりあえず、セットリストはあったので残しておく;

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平成中村座十二月大歌舞伎 夜の部

慌ただしく京都から東京へ移動して、そのまま浅草へ。欲張り過ぎて、忙しいことである。

『芦屋道満大内鑑  葛の葉(あしやどうまんおおうちかがみ くずのは)』では、誰が出てるかすらチェックせぬまま始まったので、まず安倍保名を松也が頑張っていて驚く。葛の葉は扇雀で、母子別れが胸に迫る。狐に戻った最後の妖しとして術を使いながら、夫と子供を目で追う場面がせつない。

『積恋雪関扉(つもるこいゆきのせきのと)』ではまたも扇雀が良峯少将宗貞として登場。品が良い。小野小町姫は七之助で、薄幸そうだった。関守関兵衛(実は大伴黒主)は勘太郎が熱演で、傾城墨染(実は小町桜の精)の菊之助と良いからみ。ただ、2人とも声が擦れ気味だったのが残念か。明日が楽だしな。

『松浦の太鼓(まつうらのたいこ)』は筋書きに「機嫌の良いお殿様」とあったが、まさにその通りの松浦鎮信を勘三郎。出て来た瞬間に観客大喜び状態だったが、その後もウケにウケたりという感じで、楽しく気持ちよく見せてもらった。菊之助の大高源吾は好演だろう。十二月なので二日とも赤穂浪士ものを見たが、いろんな切り口があって見れば見るほど面白い。この演目なんて、新作っぽいのに江戸時代の作品。安政3年だから、もうすぐ明治という世の流れもあるのだろうけどさ。

Ciao! THE MOONRIDERS

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今年いっぱいでいったん活動休止を宣言したムーンライダーズの、休止前最後のツアーに行ってきた。ファン歴長いけど、最前列も初めて!舞台に上がったのも初めて!満喫した。

今回の同行者は相方を含めて総勢5名で、うち3名は「前回の活動休止明けで活発にやってた頃に知った」という年下な方々。チケットを私が持っていたので、中野サンプラザ前のスタバで待ち合わせにしたのだが、とにかく混んでいて2人席を確保するのがやっと。どうにか全員とコンタクトを取り、チケットを手にするや物販に先に並びに行く者あり、ご飯を食べに行く者あり。17時半近くになって早めだけどと会場に行ってみると、すでに建物外まで行列が延びている。物販先行発売の列が、そのまま入場待機列に変わったらしい。先に行った連れは「5人前で先行販売終了でした」と悔しげ。そのまま待機しとくのも寒いかと思ったが、列を整理してくれたおかげで建物内には入れた。18時開場予定がどんどん遅れて18時20分開場、しかもロビー入場のみという不思議な開場の仕方。当然のごとく入場した人は物販ブースに列を移すので、ロビーだけでも問題はなかったけど。アナログ盤、昨年の渋谷AXライブ盤、トートバッグを購入。Tシャツは悩んだけど止めておいた。マグとかパーカーとか来年のカレンダーもあったけどな。パーカーは目の前で売り切れてた。

そして席を探してくと...最前列じゃないか!事前に見た座席表だと前に2列ある感じだったんだけど、それらがなくてカメラ機材がセットされてる。18時半に開演できるわけはなく、それでも意外と早く、18時50分に開演ベルが鳴る。公演中の注意(たぶんまたメンバーがいろいろ仕込んだもの)にひとしきりウケて、さてと思ったがステージの幕が上がらない。ん?どした?...と、客席通路へとメンバーが登場。ばらばらにその場でアコースティック演奏が始まる。ステージ前では橿渕さんが「スプーン一杯のクリスマス」をギター弾き語り。ダッシュで近寄って手拍子。それぞれに終わった後、「Damn!Moonriders!」で皆様ステージへ移動。観客も席へ戻り、でも立ったまま拍手が続く。いったん落ち着いて坐ったけど、本編いきなりイケイケ選曲だったのでまた立つ。最後ってこともあって、客席は超ヒートアップ。ムーンライダーズのライブとは思えない盛り上がりっぷり。ああ、でも、『A.O.R.』の時とか、新宿パワステの頃とか、こんなんだったかも?さすがに静かな曲に入る時に慶一さんが手振りで坐れと指示を出してくれて着席する。

中盤で新アルバム『Ciao!』から数曲。そして博文さんが客席に下りて来たと思ったら「かわーのーむこうでいまー」と始まり、またまた大合唱。再びスタンダップ状態で突っ走り、「スカーレットの誓い」で本編終了。アンコールは「橿渕さんによるセクシーダンス教室」と声がかかり、女性30名ほど舞台へダッシュ。最前列で階段目の前だったのでもちろんダッシュ。初のコーラス隊参加だけで、橿渕さんとは踊れなかったけど。続いて「まだいてね」と言われ、更に「穴掘り隊やりたい人」と男性もダッシュ。そのまま最後まで舞台の上に居続け、舞台を下りていくメンバーに皆して殺到し握手を求める。「進化したら、また会いましょう!」と言って去るおじさん達。うーん、かっこいい。思えば、ライブの楽しさを教えてくれたのも、この人らだったよなぁ。あんまり楽し過ぎて全然泣かずにすんだけど、締めのVTRを見つめてたらウルっとしかけた。ずるいな、こんなの。

それにしても、どうして活動休止宣言なんだろう?これまでも事実上の活動休止期はあったのに。あれこれ考えても仕方ない。「進化して」帰ってくるのを待つよ。気長に待つのは、ファンなら皆きっと慣れてるし。35周年の次は40周年があるはずと信じてる。ずっといてくれてありがとう。Ciao!


セットリスト;

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今年は2人でさとがえるツアー

矢野顕子×上原ひろみ、『今年は2人でさとがえるツアー 〜Get Together〜』@NHKホール。センターの前の方という良いお席で、しかも前の席が2つ並んで空席のままだった。おかげでよく見える。見えたので感謝でもあるのだけど、この素晴らしいコンサートに来られなくなってしまった前の席の方々には、本当に同情する。先週のトリオは凄かったけど、今日のデュオは素敵だった。

18時を少しだけ過ぎて開演。15分の休憩を挟んで二部構成。終わったのは20時50分。

最初から2人の世界に引き込まれ、自然に体が動き、音に浸る。本編最後の2曲では2人のインプロビゼーション合戦は最高潮に達し、この場にいられる幸せに酔い痴れる。アンコールが終わり、客電が点き、追い出しのための音楽がかかっても拍手が止まない。こないだのトリオでも粘ってたら2回目があったし、と上原ファンはしつこくしつこく粘る。そしてまさかのWアンコールが「Green Tea Farm」。自然に涙がこぼれた。ひろみちゃんも感極まっていたようだったので、きっとそれが音に乗って伝染したんだろうと思う。ありがとう。本当にありがとう。

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上原ひろみ Voice JAPAN Tour 2011, Final stage

昨日に続き、今日も東京国際フォーラムで上原ひろみ、アンソニー・ジャクソン、サイモン・フィリップスの素晴らしいトリオ・プロジェクトにやられる。昨日もすごかったんだけど、今日は更にすごかった。日本ツアー最終日、今回のトリオとしてのツアーも最終日で、そのせいもあってか本人達もヒートアップしていたが、客席の熱気が尋常でじゃない。会場入口ですでに皆のわくわくが高まっていて、これはすごいライヴになりそうだ!と期待してしまう感じだった。そして今日も客入れ、休憩ともにBGMはツェッペリン。どうして『Houses of the Holy』なんだろう?メンバーがステージに出てくる直前にフェイドアウトさせていたが、邪魔な感じも異質な感じもあまりしなかった。17時始まりで、20時17分終わり。アンコールが終わっても、客は帰るどころかステージを目指して1階前方に集まり、2回目のアンコールをしてくれたのだった。2階から見下ろしていて、どんどん1階前方に人が増えてく様はなかなかに壮観であった。さすがに2回目終了後はおとなしく帰ってたが。

演奏は、昨日と今日でものすごく違ってた。どれだけ引き出しを持った人達なんだろうとひたすら圧倒され続ける。サイモンとアンソニーは、上原ひろみの音楽、表現したいものを理解して、さらに上を行く音をのせてくれる。客席は喜んで反応し、その熱に反応してまたプレイがヒートアップしてくという理想的な循環になってた。渦を巻く音楽に身を任せ、気がつけば3時間超。「こんないい時間を過ごさせてくれてありがとう」と言ってくれる上原ひろみに、その言葉、そっくり返す!本当に本当にありがとう!!

セットリスト;
たぶん、昨日と同じ
+ 12.JOY

上原ひろみ Voice JAPAN Tour 2011 @東京国際フォーラム

大荒れの天気と予報があったけど、なんとか雨は上がってくれた土曜日の午後。上原ひろみ、アンソニー・ジャクソン、サイモン・フィリップスのトリオを聴くべく東京国際フォーラムホールAへ。本日は1階席の前方なれど、端っこ過ぎてひろみ嬢の背中とサイモンしか見えぬ...。アンソニーはピアノの蓋に映ってたかな...。ま、モニターは目の前にあって、いろいろ映してくれてたみたいだけど、結局ずっと背中を見てた気がする。だって楽しいんだもの。背中だけでも、こんなに雄弁なものかと。明日は2階席で反対側の端だから、ひろみ嬢の顔もアンソニーも見えるだろうけど、きっとすごく遠い。

演奏は最初から最後まで飛ばしてた。テンポが速いってだけじゃない。上原ひろみがライヴでいつも言う「この日、ここでしか生まれない音楽」を堪能させてもらったのは確かなんだけど、すごかったとか、素晴らしかったとか、曖昧でありきたりな表現しか思いつかないのが悔しい。明日も聴けるから、そしたらもう少しマシな感想が書けるだろうか。わくわく、どきどき、うっとりと、明日の演奏を楽しみに眠りにつこう。今日の演奏を聴けて、幸せだった。次もまた、きっと。

#ドリカム西村さんのブログに感想が上がってた。「ピアノのジミヘン」とな!

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『おやすみ、かあさん』

もとはと言えば6月に『GGR』を観に行った時のチラシだったのだ。タイトルを目にした瞬間に、遥か昔に見た映画のイメージが蘇った。静かで、悲しい。その日に見た芝居を演出した青山真治が、そちらも監督すると書いてある。母親役が白石加代子、娘役は中島朋子。どんな舞台になるのだろう。私が見たことあるのは映画版だけだ。芝居として見たい。今回の配役とスタッフなら、きっとハズレはないだろう。幸いに仕事も何とかなったので、東池袋あうるすぽっとへダッシュ。いつものことだが開演2分前すべりこみだった。

原作はマーシャ・ノーマンが1983年にビューリッツァー賞を取った戯曲『'Night, Mother』だ。アメリカの田舎町で暮らす60歳の母と、40歳の出戻り娘。父は10年以上前に死んでいるし、娘の息子は十代の不良少年で家には寄り付かないらしい。娘は毎晩10時になると「おやすみ、かあさん」と言って2階の自室へ上がって行く。秋から冬へ向かう時期の、土曜日の夜8時半。いつも通りに日常のこまごまとした用事をリストアップしては片付けていく娘、のんびりと坐ってお喋りをしている母。いつもと違うのは、娘が自殺を宣言したことだった。当然、母は娘を止めようとする。理由を聞き出そうとし、翻意させようとし、必死で話しかける。娘は自分がいなくなった後の母の暮らしを心配し、困らないように準備を十分にしようとする。自殺を止める気はさらさらない。そう、さらさらないのだ。

娘にとっては、これまでの人生で自分が思い通りに出来たことなんて、うまく出来たことなんて、一つもなかった。40歳にもなって、何一つだ。息子は繊細すぎるし不器用すぎるし自分そっくりで、だけど社会と張り合おうとして不良になっちゃった。自分は社会に出て行くこともない。玄関ポーチにすら出られない。夫と出会ったのでさえ、自宅の居間だった。まともに働くこともできない。それでも今は人生で一番落ち着いているのかもしれないし、元気かもしれない。だから、確実にうまく出来る何かが必要だと思いついた。そして、これなら絶対にうまく出来る。父が遺したピストルで、自殺することならば。母は自分をおいていかないでくれと懇願する。どうして死にたいのかわからない。自分は生きたい。死ぬのは怖い。死ぬ気になれば、何だって出来るんじゃないか?いや、自分にも何かが出来ると証明するために、私は自殺するのだと言う娘。母と娘の会話は、かみあってるようでかみ合っていない。娘が抱える孤独と、母が隠してきた孤独。お互いに孤独を抱える者同士であったことが理解できても、そこまで。タイムリミットがやってくる。

舞台には簡単なキッチン、ソファ、ダイニングテーブル、食料庫。中央に2階への階段へ続く扉。母は家事が嫌いでテレビとお喋りが好きなただのおばちゃんかと思いきや、舞台が進行するに連れて深刻なコンプレックスを抱えて、孤独を隠してきたのが露になって行く。引きこもって暮らす娘を無神経に家政婦代わりにしているのかと思いきや...。「確実にうまく出来ること」を見つけた娘は、喜びに溢れて死の準備をしている。確固として、凛として、母への愛に溢れて。愛情を持ち合いながら、一緒に暮らしながら、そして最後に一瞬だけ触れ合いながらも、孤独を埋め合うことはできない母と娘。彼女らの過ごす最後の2時間に、引きずり込まれ、孤独に飲み込まれる。

芝居が終わっても、客席は静まり返っていた。拍手をすることすらできない。暗転していた舞台に再びライトがあたり、白石加代子と中島朋子が出てきて、やっと息がつけた。惜しみない拍手。いい芝居、だった。外は夜。携帯電話の電源を入れ、メールの着信にほっとする。まだ1週間は始まったばかり。私の日常は、続く。

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The Beatniks Live 2011

"Let's Go to Beatown"とタイトルが付いたビートニクス結成30周年ライブに行ってきた。金曜日とは言え平日なので正直かなり危うかったのだけど、なんだかんだと言い訳して定時退社に成功し、余裕を持って中野サンプラザに到着。外のテントでチケットをプレミアシート専用のかっこいいチケットに引き換えてもらい、入場してプレミアシートおみやげグッズを受け取る。レッスントートとDVD。DVDは公式ブートレグということで、ジャケットはご丁寧に2枚目のアルバム『EXITENTIALIST A GO GO-ビートで行こう』のをもじってある。座席は12列目でほぼ真ん中あたり。前の席の人がでかくてちょっと見えにくかったが、隣の席が空だったので大いに体を寄せて見ていた。おかげでスクリーンにいろいろいろいろ映るのも、演奏中のメンバーも、両方ちゃんと楽しめた。

19時開演予定だったが10分遅れで始まり、終わったのは21時30分くらい。もちろん最新アルバム『Last Train to Exitown』からはほとんど演ったんだが、全部演奏しても40分強なので、過去のが6割ほどあり。アルバム全部でも5枚しかないんだが、幸宏さん、慶一さんのソロにしか入ってない曲も演ってくれて、ずるいよーと思いつつ大喜び。音響がいまいちで、特に前半ひどくて聞こえにくいったらなかったんだが、脳内補完して目でも楽しんでたからいいんだ。幸宏さんはドラム叩いたのは3曲だったが、あっただけよしとしよう。中盤にカットアップの実演があり、幸宏さん、慶一さん、高野くんで読み上げ、他のメンバーでBGM。これがなかなか楽しかった。長さとしてもちょうど良かったんじゃないかな。一度やってみたいかも。

残念ながら公演パンフレットは売り切れで買えなかった。CD購入特典ポストカードは無事に引き換えられた。公式グッズとしては他にもタイとかTシャツがあったが興味なし。次に中野サンプラザに来るのは、ムーンライダーズの活動休止前最終ライヴなんだよな...と感慨に耽りつつ家路に着く。風が冷たい。

以下、セットリスト:

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アンペルマン・オクテット・ベルリン

山陰の小京都と言われる津和野は、森鷗外、安野光雅の出身地としても有名だ。来年は森鷗外生誕150周年にあたるそうで、記念事業がいろいろ計画されている。その鷗外の眠る永明寺(ようめいじ)という寺があるのだが、そこでベルリンフィルのメンバーで構成されるアンペルマン・オクテット・ベルリンが演奏会を開くことになった。そもそも津和野町とベルリン市中央区が姉妹都市なのだそうだ。永明寺は私にとって母方の菩提寺にあたり、もちろん我が身内では大盛り上がり。お寺さんを通してチケットを確保し、総勢11名で鑑賞に馳せ参じたのだった。

土曜日の夜のコンサートに合わせて羽田空港から石見空港へ飛行機で移動し、そこからはレンタカーで津和野へ。ホテルに車を置いて先ずはお寺へ墓参り。ついでにグッズ売り場に立ち寄って買い物をし、購入者サービスでフリースの膝掛けをいただく。...先着60名と書いてあったのだけど、そんなに売れてないということか?アンペルマングッズだけじゃなく、津和野×ベルリンのコラボグッズも頑張って作ってたみたいなのでちょっと心配。ちゃんと売れたのかしらん。

早めの夕食をという予定だったのだが、皆さま昼間に徳佐でリンゴ狩りをしてきてお腹いっぱいとのことで喫茶店で茶飲み話をして時間を潰し、再びお寺に戻る。参道がライトアップされていて、いつもとはまったく違った雰囲気で驚く。境内に足を踏み入れると、普段は閉じている正面の階段口が開いており、庭園もライトアップされている。美しい。チケットを見せて中に入り、本堂へ上がって席を確保。裏庭もライトアップされていると聞いて見に行く。こちらも美しい。しばし見蕩れた後に席へ戻り開演を待つ。ステージはご本尊の真ん前に設えてあり、ご本尊はほとんど見えないように幕が下がっている。少しだけ隙間を開けてあるのは、失礼にあたらない程度にご本尊にも聴こえるようにか。古い寺だし、控え室は襖一枚で仕切られた続きの間。調弦や練習の音が響いている。

さて肝心の演奏だが、ロッシーニの『弦楽ソナタ』1番と2番、それに『チェロとコントラバスのための二重奏』で第一部。20分休憩があって、ドボルジャークの『弦楽五重奏第2番《ト長調》』だった。ロッシーニがこんなに楽しいとは知らなかった。オーケストラでは聴いたことがあるが、眠くなってしまうという印象だったので。パトロンがコントラバス好きだったそうで、コントラバスが活躍する曲をいろいろ書いているのだそうだ。ちなみにこのアンサンブルのコントラバス奏者は日本人の方である。今回のコンサートについてもブログに書いてらっしゃるので御覧あれ。五重奏のみ参加されたヴィオラが素晴らしかった。前半だって悪くはなかったのだけど、一つの楽器が加わるだけで、これだけ音が豊かになるものか。ドボルジャークが賑やかだったからだけではあるまいよ。

そしてアンコールは再びロッシーニ。あれ?管楽器は?...そう、オクテット(八重奏)は金曜夜と土曜昼だけで、管楽器は夜の部はお休みだったのだ。弦楽アンサンブルだけでも十分に楽しめたが、管も聴いてみたかった。まして帰りの飛行機で管楽器奏者の方と隣席になるという偶然があったので、さらに残念であった。彼は津和野が気に入ったと言ってくれていたけれども。選曲の関係でそこだけ弦楽アンサンブルになっちゃったんだよーと気の毒そうに言われてしまった。いいんだ、今回我々的に大事だったのは、寺に眠る従弟や祖母や大叔母や...とにかくご先祖様達と一緒に演奏を聴くことだったのだから。しかも素敵な月夜に

ちなみに「アンペルマン」とは旧東ドイツで使われていた信号機の人形マークのこと。子供の形をしている。東西ドイツ統合後はなくなるはずだったが、反対運動があって生き残ったそうだ。日本では白金高輪にグッズを常設販売しているショップもあるそうな。初めて知ったが、かわいらしいのであれこれ買い、従弟の7歳の娘にも缶バッヂとか買ってあげちゃった。スポイルする伯母の典型かもしれない。

Jake Shimabukuro JAPAN Tour 2011

正しくは『American Express presents Jake Shimabukuro 10th Anniversary JAPAN Tour 2011 - Aloha for Japan - 』だった。ソロデビューして10周年らしい。早いなぁ。我が家が『ヘビメタさん』でジェイクを知ったのが2005年だったけど、『フラガール』が2006年。でも日本にはデビューの年からずっと来てくれてて、今回も当たり前のような顔をして来てくれている。これはすごいことなんじゃないか?そしてオープニング・アクトとして『スパリゾートハワイアンズ』から9人のフラガールズが来て踊ってくれた。来月10月1日から営業再開になるそうで、本当におめでとうと言いたい。

彼女らの幸せそうな、そして祈りを込めたダンスが終わり、ちょっとまったりタイムがあって、それからジェイクのライヴが始まった。ドラムとベースにジャズミュージシャンであるディーンとノールを招き、激しくウクレレを歌わせるジェイク。かと思えば、「uklele weeps」のような泣きもあり、ソロで「ボヘミアンラプソディ」の超絶技巧の後に、「上を向いて歩こう」とか、「What a wonderful world」とか、反則だよなぁ...。ただひたすら、トランスに陥って聴いてた。ジェイクがデビューして、フラガール達の映画ができて、東北で震災があって、また立ち上がろうとしている彼女達がいて、それを支援しようとするジェイクがいて。物事って、時間とか超えてつながってくんだよな。だからこそ、続けてることに意味があるのかも。

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矢野顕子×上原ひろみ

Recording Live in Tokyo 2011 -Get Together- at 昭和女子大人見記念講堂。

現在絶大な人気を誇り、チケット確保がただでさえ大変な上原ひろみと、根強く人気があってこちらも大変な矢野顕子の組み合わせ。熾烈なチケット争奪戦にいったんは破れたものの、最終的には端とはいえ1階席前方にすべりこめた。レコーディングライヴであるからには、 今日のライヴはCD化されるの前提である。タイトルが"Get Together"らしい。11月23日に発売され、会場で予約するとボーナストラックDVDが付くとのことで、まんまと予約してしまう。 プロモーターに乗せられている。まあよし。ツアーもやってくれるらしいが、それもまたチケット争奪戦になるんだろうな...。

開演前のアナウンスでは、矢野×上原の二人が直々に「電源切ってくださいね」のコメント。さすがに全国のファンの方々に恨まれることにはなりたくないので、しっかり携帯もスマホも電源は切った。ライヴであると同時にレコーディングということで、「やり直しもあるかもしれません」。最初は客席も緊張していたのか、拍手は大きいけど、いつもあるような口笛や声はかかってなかった。そのうちにだんだん2台のYAMAHAピアノも、矢野顕子と上原ひろみという楽器そのものも温まってきて、その熱がまた会場を温め、いつものライヴ会場に。いったんアンコールの「ラーメン食べたい」まで演奏があった後、リテイクが始まり最初から。2回目の方がずっといい。さすがに全部はやり直さず、数曲のみ。「ラーメン食べたい」を「最初はみそ味だったので、今度は豚骨で!」とやって、本当に全く違う感じに仕上がってびっくり。ジャズだなぁ。上原ひろみ作詞作曲の新曲があったり、スタンダードナンバーをアレンジしたものがあったり、19時半に始まって、予定では70分のライヴ盤収録のはずが、終わったのは22時近く。ライヴの一期一会を強く感じさせてくれた。さて、ツアーチケット確保できるかな?

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"THE JAZZ SPECIAL" in 東京ジャズ2011

昼公演が30分弱くらいまで押したので、急いで腹ごしらえをして会場へ戻り夜公演に。日野皓正SPECIAL PROJECTとなっていたのだが、要するに息子のJINO賢二と周辺の若者らと一緒に何かやったれやというのだったのか?たぶんJINOに何とか箔を付けたいのだろうけど、今のままじゃ箸にも棒にもかからないんじゃないかと思ってしまった。ヒノテル本人と佐藤允彦がいなかったら、ただぐだぐだセッションしてるだけって感じで、何がしたいんだか。佐藤允彦はシンセサイザー担当だったんだけど、途中でちょこっとピアノも弾いてくれて、それは他の部分がダメダメだった中で唯一光った演奏だった。引っ張り出されて付き合わされてた矢野沙織もお気の毒に。

げんなりした後に、リー・リトナーが企画した"TOKYO JAZZ SUPER GUITAR SESSION"ですっかり気分はハイになる。最初はリトナーとメルヴィン・デイヴィス(b)、デイヴ・ウェックル(ds)で静かに始まり、会場全体がほおっと聞き惚れる。そこにジョン・ビーズリー(key)が加わり、そしてゲストその1、マイク・スターン登場。かっこいい!かっこいいよ!!と喜んでるところでもって、リトナーが「こっからはロックだ!」と宣言し、ゲストその2、布袋寅泰登場。いきなり"Kill Bill"で、リー・リトナーが!?と目を丸くしながらも大喜び。そのまま最後までロックだったか。音楽のジャンル分けには詳しくない私にも、これはジャズよりロックだねって思える程度にはロックだったみたい。でもやっぱり、ジャンル分けなんて意味ないね。

最後はお待ちかねDMS。ジョージ・デューク(key)、マーカス・ミラー(b)、デヴィッド・サンボーン(sax)の頭文字を並べただけという安易な命名なのだけど、十分だね。サポートのフェデリコ・ゴンザレス(key)、ルイス・カト(ds)もさすがの芸達者。ただただ聞き惚れ、酔い痴れた。気持ちの良い締めで、本当にジャズって、音楽って、楽しい!と思えた東京ジャズだった。10月15日にはNHK BSプレミアムで放映されるそうなので、聴けなかった公演もチェックせねば。

"MAKIN' HAPPY!" in 東京ジャズ2011

本日は通し券なので、昼公演から。1階席13列目の中央ややR寄り。前から何列かはなかったみたいなので、事実上10列も離れちゃいない良い席だった。しかも隣の席はめちゃくちゃ濃いジャズファンらしきカップルで、ノリも良かったけど、思わず耳がダンボになっちゃう辛口コメントを連発してくれて更に楽しい。一方で反対側の隣は昼公演は2組目(上原ひろみ×熊谷和徳)だけ、夜公演の最後の大トリを聴かずにいなくなるという暴挙に出ていた。もったいない!と叫んでしまったよ。

さてそのもったいない第1組目はケニー・バロン・トリオfeat.北川潔&ジョナサン・ブレイク。正統派のスタンダードなジャズをきっちりと演奏してくれて、まだ昼であることを忘れそう。バーボンでも嘗めながらゆったり聴きたいわぁ。とは言え、ブルージーなだけじゃなく、疾駆するグルーヴもあり。もともと私はピアノ、あるいはピアノトリオが好きなので、大満足だった。

上原ひろみは、今日はタップの熊谷和徳とのデュオ。この二人の演奏は4月にも聴いているけど、今回は会場が大きいせいか、ちょっとタップの音をマイクが拾い過ぎてたのが残念だったけど、面白かった。『惑星』での沸き上がるようなピアノが素晴らしかったな。

そしてセルジオ・メンデス。ラテンのゆっるーいサウンドでリラックスさせてくれる。ラップがフューチャーされていたのは驚いた。アンコールは当然"Mas Que Nada"で客席総立ちで踊るカーニバル状態に。3組とも良くって、充実した公演だった。

セットリスト:

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"GROOVE" in 東京ジャズ2011

初の東京ジャズ参戦!毎年テレビで見ては、ああ今年も行き損ねたと流していたのだけど、今年は上原ひろみトリオが参加するとあって、張り切ってチケット確保したのだった。本当なら土日とも全日行きたいとこなのだけど、元々の予定もあって土曜日は夜公演だけ。あきらめた昼公演は"JAZZ PICTURE"とタイトルが付けられ、カウント・ベイシー・オーケストラ、寺井尚子&リシャール・ガリアーノ、そしてミシェル・ルグラン・トリオ!!聴きたかったよお。

夜公演は"GROOVE"で、quasimode、Incognito、上原ひろみザ・トリオ・プロジェクトFeat.アンソニー・ジャクソン&サイモン・フィリップス。お目当ては上原ひろみトリオだけど、Incognitoもかなり嬉しい。日本人ジャズグループも聴いたことないので気になる。昼間の用事が終わり、いそいそと国際フォーラムへ。広場でもジャズ・サーキットと題して公演が行われており、屋台も並んで、お祭りムード満点だ。少しの間だけ広場で坐ってその空気を楽しんでから、メインホールへ移動する。今日はS席で2階席の真ん中辺りの、ステージはすごくよく見える席で喜ぶ。相方も時間前には到着して、落ち着いてライヴを聴く体勢になれた。

先ずはquasimodeの演奏から。2001年に結成された日本人4人若手ジャズメンバンドで、ホーンセクションが3人サポートに入ってた。10年選手だし期待できるかと思ってたのだけど、正直、ホーンが入らなかったら音のまとまりがなくってどうなることやらって感じだった。ホーンが入ったところで踊れる系を目指すなら、それはスカパラでいいよなと思ってしまい...。「試しに立ってみて」って声かけられたから立ってみたけど、踊り難かったので坐ってしまった。

お次ぎはIncognitoで、ブルーイが中心なのは勿論、他に3人の女性ボーカルとたくさんの楽器がある。楽しく載せてくれて、思わず立って踊る客席の私達。もうその、タイトルになってる「グルーブ感」が全く違うよね。気持ちよくノレちゃった。

そして上原ひろみトリオ。上原ひろみは言うに及ばす、サイモン・フィリップスだってアンソニー・ジャクソンだって、単体ですごい人達なのだが、この三人が一緒になった時の熱がすごい。真剣勝負の緊張感漲るステージ。脳みそが直接シェイクされるような衝撃を受ける。相乗効果が相乗効果を生んで、この人らはいったいどこまで行っちゃうんだろうか。三人だけのツアー、さらに楽しみ。

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矢野顕子トリオ featuring WILL LEE & CHRIS PARKER

白状すると、矢野顕子のライヴを、彼女を主体とした形で聴くのは初めてなのだ。ムーンライダーズのライヴはせっせと行ってるので、ゲストとしてや、『Beautiful Songs』での共演者としての演奏は聴いたことがある。単独ライヴも、以前のトリオでのライヴも、残念ながら行ったことがない。春のCotton Clubは上原ひろみライヴと重なってて行き損ねたし。だから今回のスケジュールが発表された時、これは絶対に行く!と2回分の席を確保したのだった。最初は1stステージにネットお友達(マイミク)と、2度目は2ndステージに後輩と。

生演奏の良いところ、特にライブハウスでの演奏は、1回ごとの即興演奏に幅が持てるところじゃないかと、演奏しない身としては勝手に思う。そしてそれを堪能できたライヴだった。セットリストはどちらもほぼ変わりないのだが、まるっきり違うステージだった。矢野顕子はもともと語るように喋るように歌う人だけど、こんなに「語る力」を歌に込められるのだというのを再認識した。英語のカヴァー曲でも日本語と同じように自分のものとして語っていた。超アバンギャルドな『JOY』もそうで、これが胸に刺さってしまい、帰ってから思わず歌詞をググってしまったよ。糸井さんが書いた詩で作ったという新曲も良かったので、早く完成形にして発表してほしいな。他の曲も皆それぞれにインパクトがあって楽しかったよ。2度ともちゃんと行けて良かった!どちらも平日だったことを思えば、奇跡だね。

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G.G.R@銀河劇場

ちょいとエンタメ情報を流して見ていた時に目に留まったのが、この演目『グレンギャリー・グレン・ロス Glengarry Glen Ross』だ。マメットのピューリッツァー賞作品だったし、当時そこらの勉強をしていた学生としては読んでは(読まされては)いるけど、実際に上演されているのを見たことはなかった。台詞が多い劇なのは元より承知。なんか久しぶりにそういうのも見たいかもと思ってチケットを入手してみた。

演出は青山真治で、実は舞台演出は初めてだそうな。男ばかり7人のアンサンブルの中心となるのは坂東三津五郎と石丸幹二。三津五郎が翻訳劇に出演するのは30年ぶりらしい。現代劇をやっているのすら見たことないので、どんななのか想像もつかなかったが、澱みない台詞回しとソフトな物腰はさすがだった。落ちぶれたかつてのトップセールスマンの悲哀が迫ってくる。石丸幹二は『十二夜』のオーシーノ公爵(と吟遊詩人と旅人)で覚えがある。今回はオープニングで素敵なサックス演奏を披露していたが、とにかくパワフルで利己主義で実利主義なバリバリのセールスマンが違和感ないことにビックリだった。幅の広い役者なのね。セールスマンの中では一番気が弱いらしいジョージ役の大鷹明良がいい味出してる。鼻持ちならない嫌みな若い支社長が今井朋彦で、これまた実にはまってていい。客のリンク役のテイ龍進が弱々しいけど色気がある男で、石丸のローマとの絡みが絶妙だった。さもありなん、な話になっていくのだが、そこんとこの説得力が増してる感じ。出番は短いがモス役の加藤虎之介と警官役の坂東八大も良かった。

男ばかりのアンサンブルだし、不動産セールスの営業マン達の不景気な話だし、地味で現実的でどうしようもない作りになることだって可能性としてはありだろう。実際は、舞台装置/美術/衣装あたりでかなりきっちり色が分かれて、その色がきれいに載ったアンサンブルって感じだった。前半の中華料理屋の場面ではわざとスペースを狭めて密室感を強調するセット。後半は不景気さを感じさせるグレーを主体としたオフィスと、散らばる書類で寂寥感があるセット。色あせたオフィスの看板がまた何ともわびしさを醸し出す。テーマ曲は『What a wonderful world』で、オープニングでは独奏で美しく、エンディングでは不協和音的なアレンジでの合奏なのが心憎い。いや、堪能した。

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火の玉ボーイコンサート@メルパルクホール

ムーンライダーズ35周年記念コンサートが、当初の予定の4月3日から延びること1ヶ月、やっと開催された!待ち遠しかったよ〜。20周年の時にも会ったよねというファン友達とも会えて満足だ。

今回は『火の玉ボーイ』を一枚まるごとこの場所で、というのが肝なコンサートだったのだけど、からんでくれるゲストの方々もいかす。東京低中域、高田漣、矢野誠、矢野顕子、南佳孝、あがた森魚、松田幸一、武川道子、藤野悦子、徳武弘文。ことに高田漣さん、密かにご活躍。矢野顕子さんもピアノに歌にコーラスにとあれこれ参加。東京低中域のしぶい音での熱い演奏に、妙な扮装が加わっておかしかったりとか。

ムーンライダーズの面々について言えば、慶一さんの声が近年聴いた中で一番良かった気がした。十分に時間があって準備ができたからだろうか?白井さんがおとなしめだったのも不思議で目立った。かしぶちさんタイムはやっぱりかっこいいいわ〜。くじらさんのバイオリンと声も素敵だった。岡田さんが楽しそうにいろいろ喋り、つないでったのも楽しい。博文さんのベースのアンプが真ん前にあったので、とにかくベースが過剰に聞こえてきちゃったのはつらかった。前から2列目でメンバーが近かったのは嬉しいのだけども。音のバランスとしては10列目あたりが良かったかも。

セットリストは以下;

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上原ひろみ×熊谷和徳@ブルーノート東京

これもまた前回のCotton Clubと同じく、震災の影響で急遽やることになったライヴ。今回は仙台出身のタップダンサーである熊谷氏とのコラボである。正直、どんなステージになるのだか、まったく想像がつかなかった。かけあいは当然あるだろうくらいにしか考えが及ばず、まさかこんなにしっかり共演/競演してくれるとは。望外の喜びに言葉を失う。

上原ひろみのピアノは、いつも通り、踊るように歌うように。自由自在で、パワフルで、とってもソウルフルでもある。コラボ相手であるタップダンサーだけでなく、客席の我々をも上手にのせて、ひっぱって、気持ちよく酔わせてくれる。熊谷和徳のタップは、これまた歌うように、挑むように、語るように。ピアノとタップが音対音として音楽を奏でるだけでなく、街中のさまざまな音が溶け合って「街の音」として聞こえるのと同じように心地よく一体感を持って響くこともあれば、静かに密やかに絡み合ってささやくように聞こえることもあった。圧倒されるほどの技巧、圧巻なパフォーマンスではあるのだけれど押し付けがましくなく、見惚れて聞き惚れている間に時間が過ぎたようだ。『ラプソディー・イン・ブルー』なんて、ガーシュウィンが今日の演奏を聴いたら、大喜びするか悔しがるかどっちかだね。ひっくり返るかも。

振り返ってみれば、この半年で5回も上原ひろみのライヴを聴きに行っている。しかも、その度に言うのだ。今回が一番、これまでの中でも最高に、素晴らしい!と。今回も懲りずに言う。本当に、今回が一番、これまでの中でも最高に、素晴らしかった。次のライヴも楽しみだ。

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上原ひろみ@CottonClub

偶然...本当に偶然、今回のライヴシリーズのことを知った。新アルバム『VOICE』が届いて、その素晴らしさに感動しまくって、そういえばmixiにも当然コミュニティとかあるよねって検索してみた。でもって見つかったコミュの最新トピックに「緊急ライヴ!!」というものがあったのだ。即座に公式HPを確認して、Cotton ClubとBlue Noteのサイトに飛び、予約を試みる。Blue Noteは最終日2nd stageを無事に確保できたが、Cotton Clubの予約が空いてない。ダメ元で電話してみると、2人ならなんとか椅子だけの席で入れますとのこと。迷わず予約する。自分の誕生日に上原ひろみのライヴが聴けるなんて、こんな幸運、他にない。

というわけで行ってきたのだが、とにかく素晴らしい演奏であっという間に終わってしまったような気がする。相変わらず、これって本当に1人で弾いてるの?って思うような多彩な音の洪水。しかも超パワフル。会場がライヴハウスで狭いおかげで、よりパワフルに感じられるんだろうか。PAなしのナマ音なのも貢献してるのかもしれない。本ライヴのためのスペシャルカクテル「Voice」をいただきながら、ひたすらうっとりと音を楽しむ。12月のオーチャードの時はソロツアー最終日で、打ち上げ的なはしゃいだ雰囲気もあった。今回は「日本を元気にしよう!」という使命感に溢れた、でも「そのためには自分が楽しんでピアノと向かい合うことが一番!」と知ってる彼女の、侠気が伺えるパフォーマンスだったと言える。より素敵なひろみに会えた夜だった。

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小さな灯の玉コンサート

今日はムーンライダーズの35周年記念『火の玉ボーイコンサート』のはずだった。3月11日の東北大震災と津波の被害により、記念ライヴは1ヶ月の延期を余儀なくされた。中止じゃなかったので良かったんだけど、おあずけをくらった格好である。それが急に、ほんとたったの5日前になって、小規模なギグをやるとの告知が出た。しかも本当に小さなコヤでやるもんだから、無料だけど参加は抽選という競争率の高いチケットとなり、あえなく落選。友人らもどうやら落選してしまったが、ありがたいことにUstreamでライヴ配信してくれるとのことで、18時前からパソコンの前で待機。15分ちょい遅れで始まって、まるまる3時間もの演奏をたっぷりと堪能させていただいた。集まっているファンだけでなく、賛同して参加しているミュージシャンの方々の熱い想いが伝わってきて、彼らのかっこよさに更に磨きがかかったように感じられた。本当に素晴らしいライヴだった。ぜひアーカイヴをDVDとして発売してくれるようお願いしたい。勇気と元気を、ありがとう。

笑福亭鶴瓶×上原ひろみ

年末に行った上原ひろみのソロライブがあまりに素晴らしかったので、目についてすぐに買ったのが「SWITCH 25th Anniversary Presents 笑福亭鶴瓶×上原ひろみ SPECIAL LIVE#3"NOW/HERE"」のチケットだ。と言っても、買った時点で私の目に入っていたのは出演者2人の名前だけで、これが雑誌『SWITCH』の25周年記念イベントだとは認識していなかったのであった。そうか、25周年か...感慨深い。2010年12月号で対談してたらしいのだが、そのタイトルが「あらかじめ決めない2人」。そのまんまじゃんかよなんだが、そのまんまでライヴってどうなるのだろうという興味の方が勝っている。

東京では珍しい雪のバレンタインデーとなり、恵比寿は白かった。月曜日だったので、さすがに早くも帰れず、相変わらずの遅れて入場で、落語「死神」を途中から聞く。バレンタインデーということで、死神役を若い女性に設定したそうな。途中で音響効果的にピアノが入り、いい感じに話のイメージが広がる。そして話の最後に被せてエンディングテーマ的に入って、そのまましばらくピアノソロ(My Funny Valentine)を堪能して第一部は終了。先に着いていた相方によれば、落語の前にちょっと2人お互いのお祝いごとの紹介があったそうだ。鶴瓶師匠は入門して芸能生活40周年の節目の日。そして上原ひろみはグラミー賞受賞!正確にはスタンリー・クラーク・トリオとしての受賞なのだけど、あのトリオの演奏は確かに素晴らしかったので納得なのだった。おめでとう!

休憩後、第二部は師匠の「鶴瓶話」というフリートーク形式の話芸にピアノが絡む。記念日であり、バレンタインデーであり、とのことで、なんと奥さんとの馴れ初めから結婚までの話を喋り倒してくれた。なんでも、入門したのは奥さんと結婚しようと決めたからだったとか。途中で入るピアノに照れたりするのがまたかわいらしい。鶴瓶ってチャーミングだったんだぁと見直してしまった。テレビで見てるだけじゃわからない素敵な喋りだった。ピアノでお喋りに参加してる上原ひろみもかわいかった。本当に音が気持ちを伝えてる。いいなあ。

アンコールは鶴瓶師匠が「がつんと!」ってハッパをかけ、"I've got rythm"をめっちゃ熱く。本当に心も体もあったまるライヴだった。外に出たら真っ白になってたけど、ぽっかぽかだったよ。ちなみにこちらに素晴らしいライヴレポートを見つけたので、参考までにどうぞ。いやー、ほんと、幸せにしてもらったよ。

STING:SYMPHONICITY JAPAN TOUR 2011

そもそもSTINGにはまったのは、POLICEが解散し、ソロアルバム2枚目『Nothing Like The Sun』を出してからのことだ。POLICEもかっこ良かったし、ソロ1枚目も好きだったけど、この2枚目はとにかくかっこ良くてかっこ良くて何度も繰り返し聴いても飽きなかった。そこからまた遡ってバンド時代とソロを行きつ戻りつし、新譜はもちろん毎回購入し、どっちに行こうとSTINGはSTINGだしと付いて行っているミーハーである。リュートとボーカルで中世音楽をと来られた時には驚きもしたが、少年時代は聖歌隊で歌ってたりしたらしいしなと思ってみたり。そして聴いたらこれまた良くてコンサートもしっかり行った。なので、オーケストラと共演と聞いても、あまり驚かなかった。むしろ、どう料理してくるのかが楽しみで待ち遠しかったと言える。それでも追加公演で水曜日にしてくれなかったら、危うく行けないところであった。しかも日本公演の最終日。行けただけで感涙もの。

日本武道館では東京ニューシティ管弦楽団が一緒に演奏、指揮はスティーブン・マキューリオ。バンドは、ギターがDominic Miller、ベースがIra Coleman、パーカッションがRhani Krija、もう1人のパーカッションがDavia Cossinで、コーラスがJo Lawry。このコーラスの女性がまた素晴らしい。STINGのボーカルとうまい具合に絡んできて、音の幅が広がるような。そしてまた、バンドとオケのバランスがすごく良く、アンサンブル全体がお互いに尊敬し合ってる感じが伝わってきた。ソロパートのあるオケのメンバー(クラリネット、オーボエ、チェロ、トランペット、バイオリン(コンマス)だった)はステージ前方でスポットライトを浴びて演奏する形になっており、曲が終わるとスティングがちゃんと名前を紹介してたのも好感度高し。ダンスが入った曲もあったし、ライティングやBGV(入るのと入らないのがあった)も凝っていた。

19時開演が19時10分にスタートだったが、間で20分の休憩が入る2部構成で、終わったら21時45分であった。長い...嬉しい。どの曲のアレンジも良かったけど、特にと言うなら「Russians」のオケが迫力あった。「Moon Over Burbon Street」も。一曲ごとに「かっこいい...」と溜め息をつき、拍手をしまくり、自分の語彙のなさを嘆く。そして最後の最後が1人でギターをつま弾きながらの「Message in a bottle」と来ちゃったんだから!目をハートにして溜め息つく以外に何ができようか。はぁ、素敵だった...。

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『十二夜』

串田和美がシェイクスピアの『十二夜』を演出するというので、文化村シアターコクーンへ。串田演出はコクーン歌舞伎でしか見たことなかったけど、おもしろいシェイクスピアが見られるかなと期待して。蜷川演出の歌舞伎版がかなり印象強かったので、その印象を払拭すべく小田島訳の白水社版で戯曲を再読してから臨んだ。(しかし再読して一番の印象は、歌舞伎版すごい...であった)。

副題に「潮風の中で朽ちた祭り用仮説舞台における海原の恋物語、難破船の記憶」とあり、舞台上には粗末な仮設舞台が設えられている。遠くに見えていた隊列が見えなくなると、楽器を演奏しながら大道芸人達が現れ、そして芝居が始まって行く。役者達が大道芸人になったり、役になったりを行ったり来たりするし、演奏もその場で役が楽しんでいるそのものになったり、BGMとしてのものになったり、すべての境界があやふやにされている。芝居全体も、夢と現の境界を行ったり来たりしている感じで、それを心地よいと思うか、じれったいと感じるかで評価が分かれるんじゃなかろうか。私は心地よく楽しませてもらったが。『十二夜』をそのままじゃなくて、串田オリジナルでかなり「潤色」されていたが、それで却って「そもそもシェイクスピアがこの喜劇を書いた頃の芝居って、こんな感じだったんじゃないだろうか」とか思ったりもした。見たことあるシェイクスピア劇って、実はあまりないんだけどな。

主人公ヴァイオラは松たか子で、少女が演じる少年を清潔感を持って演じていた。兄妹が再会して2組の結婚式を挙げようという場面は、演出の妙で乗り切ろうとしていたが、何だろう?まるでヴァイオラが人格分裂を起こして2人になってしまったような奇妙な感覚が残った。 オーシーノ公爵・石丸幹二ははまり役なんじゃないだろうか。吟遊詩人の時との演じ分けが素晴らしい。それとトービー卿の大森博史!ただの飲んだくれじゃなくて、貴族の端くれとしての挟持がありそうで、マライアが惚れるのもよくわかるという人物像だった。ただの飲んだくれオヤジとしているより、よっぽど話を面白くしてくれてていい。そんでまた荻野目慶子のマライアが危なさ全開で楽しい。ひたすらけたたましく笑い、軽やかに動き回り、まるで笑い上戸のパックって感じ。台詞の切れもよく、才媛っぽいとこも。アンドルー卿の片岡亀蔵も、おばかだけど品のあるとこがかわいらしくてよかった。気の毒なマルヴォーリオは串田和美その人が演じたわけだが、なんともチャーミング。オリヴィアのりょうは、恋に落ちてからがちょーっとオーバーアクション気味か。そして忘れちゃならない道化役のフェステは笹野高史。この人はやはり良い役者だよなー。味があると言うのだろうか?今回も素敵だった。とにかくアンサンブル全体のバランスがとてもいいので、見ていて気持ちいい。

全体の音楽は、今回リュートを弾いていたつのだたかしによるものだそうだが、これまた素晴らしい。しかも生演奏。聴いて見て楽しい音楽だった。劇中でも歌が突然あったり、ジャグリングやダンスがあったり、それらもまた夢と現の境界を曖昧にしてくれる効果があった気がする。まだ上演期間も半ばだし、楽日までにどう化けてくのかちょっと見てみたい。

上原ひろみ ソロピアノ日本ツアー2010

仕事納めを強引に納めて、間に合うようにオペラシティコンサートホールに辿り着く。席は3階の左側なのだが、なんとピアノを眼下に見下ろせるじゃないか。座ってても、鍵盤面から上は全部見えるし、当然ひろみがピアノをどうやって鳴らしているかもよく見える。ラッキーな席であった。

ピアノの真上なものだから、音がものすごくストレートにやってくる。もともと上原ひろみの音は、豊かに迸るような情熱的な感じで、鍵盤の上を縦横無尽に指を体を揺らめかせ、叩いたり足踏みしたり唸ったりしながら曲を奏でる。まるでひろみがピアノを弾いてるんじゃなくて、ひろみとピアノがワンセットになって鳴っているようだ。

今年なんと160回くらいのツアーをやったそうなのだが、よく思ってた言葉は「負けたら試合終了」だったらしい。試合終了にならないように、あきらめないように、少しずつ一つずついろんなことをクリアしてきて、今日ここで皆さんにたくさん拍手してもらえることが嬉しい。ピアノを弾くことが楽しい。ほんっとに嬉しそうにそう語るひろみを見て、観客も嬉しくて盛り上がる。一体感のある、いいライヴだったんじゃないかな。「ギャンブラー」のとこでは皆して楽しめたし。

拍手がすごくて、鳴り止まなくて。スタンディングオベーションなのは当然としても、アンコール2曲目が終わってもまだ鳴り止まなくて。客電が点いても、ずーっと鳴ってた。さすがに22時近かったし、もう終わりだろうと思ったが。熱い演奏だったので、皆きっとしばらくは興奮状態だろうな。年末大売り出しだって、ひろみも言っていたし、そんな感じにハッピーでいいのだろう。今年のライヴ納めが、上原ひろみで良かった。ありがとう!

以下、セットリスト:

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"PRE-FLIGHT" @渋谷AX

12月と言えばmoonridersライヴだ!というわけで、仕事を終えて30分遅れで渋谷AXへ駆けつけた。この小屋自体は立地も音響もあまり好きじゃないんだけど、ここ何年かは彼らが定番で使ってくれてるんで仕方ない。1ドリンク制なので、着くなりシャンディガフをがぶ飲み。急いで来たので暑いのよ。

最初っから洒落てて大人なライブだったのは、こことかこことかに書いてあって、最初の橿渕祭りを見逃したのが悔しい。ちゃんと座って聴けたのは「鬼火」からだったもんな。そっから「ブラッディマリー」「さよならは夜明けの夢に」「独逸兵のように」と初期の頃の曲が続いて、雰囲気が違うなーと思っていた「スイマー」から上げて来た。「檸檬の季節」「 FrouFrou」もファン的にはいいんだけどさ、「犬にインタビュー」も良かったし、「いますぐ君をぶっとばせ」のリアル感はなんだ。かと思えば「モダーンラヴァーズ」はスカバージョンだよ。ブルースハープ吹きまくりだよ。クレイジーだよ。そこからまたキレイに「スプーン一杯のクリスマス」に帰れちゃうのがライダーズなんだろうけどね。

そんで大詰め、来年再販されるという「ダイヤモロンズトリビューン」を記念してってことで、「イエローサブマリンがやってくるヤアヤアヤアを踊ります!」と宣言し、岡田さん以外の全メンバーで踊ってくれてしまう...どう見てればいいんだ...。ぎごちない動きにおじさんらしさを感じながら、暖かく見守るしかないか。

アンコールはどろどんとくらい「暮れない埠頭2010」でスタート。ゲストに小島麻由美さんが来てくれて「ゲゲゲの女房」も披露されたんだが、小島さんのワンピースのラインがエロくて気になる。1曲だけで引っ込まれたが、ちょっとあのエロは追求してみたかた。最後の最後は橿渕哲朗歌謡ショーで、ミラーボールが煌めきながらの「ガールハント」。今回の演奏は皆、いい意味で予想をうらぎってくれてて、ポテンシャルも高くて、すっごく楽しかった。始めから参加できればよかったのにとは思うが、それは言っても仕方ない。35周年は土曜日なので、これはちゃんと行けるはず。帰ったら予約せねば。

以下、セットリスト>

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スタンリー・クラーク・トリオ

「with 上原ひろみ、レニー・ホワイト」のJapan Tour最終日、オーチャードホールに行ってきた。なんだか11月下旬から12月にかけてはライヴだの何だのの予定が多い。でもチケットを確保してる時期はバラバラなんだよね...たまたま、ということで。

頑張ったけど、ちょっと遅刻してしまい、1曲目ラストあたりで到着。そのまま流れるように2曲目に入られてしまったので、結局はそれが終わるまで立ち見してた。オーチャードホールは2150人収容の大きなホールだけど、とにかく音はいいので楽しい。音の洪水に飲み込まれているみたい。これがまたライヴハウスだと違う聴き方になったのかもだけど、今日はとにかく洪水に巻き込まれてどっぷりと浸って、椅子に沈み込んでた。やはり、ライヴはいいなー。先日のボンジョビが参加して盛り上がるお祭りだったとしたら、このトリオにはひたすら酔わせてもらった感じかな。チック・コリアと演った時もだけど、大御所が相手でも引けを取らない上原ひろみ、すごいよ本当に。月末のソロも楽しみ!

セットリスト:
1. I MEAN YOU
2. PARADIGM SHIFT
3. SAKURA SAKURA
4. "DUET" *NO TITLE
5. TAKE THE COLTRANE
6. NO MYSTERY
7. 3 WRONG NOTES

EC. UNDER THE BRIDGE

The "CIRCLE" Tour 2010

久しぶりのボンジョビ!東京ドームのアリーナ席だから、遠いと言えば遠いけど、近いと思えば近い感じで。角度も見え方も良かったので、心置きなく騒いで楽しんできた。今回はいつもチケットを取ってくれる先輩と、その高校生の息子、そして後輩と私の4人というかなりちぐはぐなメンバーだったのだけど、それもまたよし。隣に来たのが息子くんだったので、まったく遠慮せずにはしゃがせていただいた。マジ、明日、声が出ない予感...。

今回は新譜『CIRCLE』をひっさげてのツアーだったはずで、確かに新譜の曲もあったけど、やはり盛り上がるのは定番の曲たち。ジョンが「1984年に戻るぜ!」と歌ったり、「20年前、初めて俺たちを認めてくれたのは日本のファンだったんだ」とか語ってしんみりしてくれちゃうと、特別な思いを持ってくれてるんだなぁとこちらの胸も熱くなる。スクリーンのグラフィックの有名人コラージュにオバマやJFKと同列で、どうしてだか北野武とか坂本龍一とか本田とかいたし。日本、意識されてるよ。オリジナルメンバー4人、ずっと仲良くやってくれてるし、まだまだ動けるし歌えるし、ベースのメンバーも10年以上変わってない人だし、いいバンドだと思う。ちょっと最近ジョンにアイドル入ってるけど。それはそれ。また来るって言ってくれてるし、待っちゃいそうだな。

セットリストはこちら↓

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中島みゆき TOUR 2010

幼なじみがファンクラブ会員で、チケットを回してくれたので行ってきた。みゆきさんのコンサートなんて、どれだけ久しぶりなんだろう?最後に行ったのが、かなり初期の夜会だったような。アルバムは買い続けてるけど、この10年くらいは下手するとほとんど聴けてないのもあるくらい。とにかく最新アルバムだけは予習しようと『真夜中の動物園』を買ったものの、3回しか聞かないままに当日を迎えてしまった。開演時間ギリギリにだったけど、間に合ったのでよし。

セットリストは後に載せるが、印象としては前半が「生オールナイトニッポン」。お便りコーナーまであるし、しかもお便りセレクトはポチさんがやってるって言うし。なんて贅沢な。さらにここは国際フォーラムだから有楽町だよ。ニッポン放送、超ご近所さん。中締めは「夜曲」だったしさ。そこまでだけで、かなり満足したさ。15分の休憩は、昔話をいろいろと喋り、すっかりトリップしてしまった。

そして後半はバラエティに富んだ歌謡ショー風とでも言うのかな?背中に宝塚みたいな羽を背負ってて、なるほど動物園かと。あの年齢でノースリーブの白いカットソーとジーンズでギター抱えて歌うのが似合うのはすごい。アンコールまで突っ走った感じ。サポートしているミュージシャンも実力者揃いで音をものすごく楽しめたし、懐かしい曲を変わったアレンジで聴けたりもして大満足させてもらった。サービス精神旺盛でいいなあ。

というわけで、懐かしく楽しいライヴであったことよ。セットリストは、こちら↓

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音楽のある週末

臨月の近い友人が「胎教にいいと思うから」と招かれたピアノ・リサイタルにお相伴させていただいた。場所は晴海トリトンスクエア内の第一生命ホール。このホールで合唱以外の音楽を聴くのは、そう言えば初めてだ。

今回の企画はどうやら第一生命ホールが「ウィークエンドコンサート 音楽のある週末」としてやっているものの一環らしい。イングリット・フリッターというアルゼンチン生まれの30代女性ピアニストで、前半はベートーヴェンのソナタ2曲、後半はショパンのワルツ集というなかなかにドラマチックな組み合わせ。ソナタは1曲目が第18番、2曲目が第17番「テンペスト」だったのだけど、1曲目では第4楽章が良かったかな。2曲目は全体にドラマがあって素晴らしくて、「ベートーヴェンのテンペストを理解するためにはシェイクスピアを読め」という俗説がすごくもっともらしく感じられたほど。

前半を聞き終わったところで休憩。友人は招待してくれた人のご家族などにもちゃんと挨拶に回っててえらいなあと感心しながら席でのんびり。後半のワルツ集は綺羅びやかなのも勿論あったのだけど、意外と良かったのが短調の曲たち。普段あまり耳にしないせいもあるのかもしれないけど、あらためて良さを認識させてもらった。ちょっと探して聴いてみよう。

コンサート前、たぶん二人でランチを楽しめるのは最後だよねと喋り足りないくらい喋りながらイタリアンを堪能した。しみじみと感慨深いのは、きっと初めて会った頃より、さらに優しく、素敵になった姿を見ているからだと思う。いい音楽のお裾分けをありがとう。そして素敵な時間をありがとう。次はベビーと一緒に会おうね!楽しみにしてるよー。

NODA・MAP番外公演『表に出ろいっ!』

最初に告白する。野田版歌舞伎以外での野田秀樹プロデュース作品を生で見るのは、本当に今日が初めてだ。夢の遊民舎の頃はお金がなくて観に行けなかったし、NODA・MAPを始めた頃には歌舞伎に忙しくて、そもそも歌舞伎以外に行く暇がなかった。だから野田秀樹が歌舞伎の演出をすると聞いた時に、テレビやビデオで見てイメージにある野田演劇と歌舞伎との距離にかなり不安を覚えたのも事実だ。それが『野田版鼠小僧』『野田版研ぎ辰の討たれ』『愛陀姫』と見て来て、野田秀樹の演出する現代劇を見てみたいと思うようになった。15年来、現代劇の優先順位は私の中では低めなのだが、それでも機会があれば...と思ってた。そこへ中村勘三郎、現代劇初挑戦の報が入り、しかも野田作品だという。これは見ない手はないだろう。というわけで、当日を迎えたわけだ。

池袋の東京芸術劇場小ホール。野田地図の公演はここや中ホールでやることが多いらしい。小さすぎないけど、広すぎもしなくていい感じ。劇としては、父役の勘三郎(能楽師役だから一応は袴姿だけどその着物とカツラは...)、母役の野田秀樹(最初から野田秀樹だとわかってるから出て来た瞬間こそ笑いが起きたけど、あとはあまりに自然でそんなこと忘れてた)、そしてNODA・MAP番外公演『表に出ろいっ!』公式サイトのスケジュール表によれば、私が見た公演の娘役は黒木華。この子は声がすごく良かった。ただのびるだけじゃなく、なんというか、深みのある声で。動きもしっかり止めたり溜めたりできる人で、メリハリがあって好きだなぁ。

舞台、衣装、プログラムが、とってもポップなストライプに彩られて目がちかちかしそう。しかもそこに最初に流れてくるのが能楽。更にはイメージの某男子アイドルグループ、某ファーストフードチェーン、某浦安の夢の国。今夜9時にこの世は終わると言う書道家、娘が大事にネックレスに隠していた「人魚の粉」、今夜にも子犬を生むかもしれない飼い犬、妻と夫の20年来のわだかまり。そんなものが全部ぶちこまれて個々の欲望とアイデンティティと信仰が試され、物理的にも心理的にも表に出られなくなる家族達。最後に扉を開けてくれるのは、神かはたまた泥棒か...。そして暗転。カーテンコールで流れたのは"My Favorite Things"で、やるなあ野田秀樹と素直に脱帽だった。

同行した友人は「とってもフィジカルでだけど知的でおもしろかった」と評してたけど、それは的を射ていると思う。とにかく、またこの人の芝居を見てみたいと思うには、十分だったよ。

第六回千住落語会 〜東西【ワザあり】競演〜

久々に、というか30年ぶりくらいに、ライヴで落語を聴いてみたい!と思い立って、勢いでチケット取って行ってきた。直前割引してくれてた某チケットサイトさん、ありがとう。

東西競演というからには、関西と関東の噺家さんが両方出てるわけだ。関西からは桂あやめ、桂三四郎。関東は立川志らく、桃月庵白酒、古今亭駿菊、橘屋文左衛門。とりあえずトリだろうと思われる志らく師匠のHPくらいは覗いてから行ったけど、他は情報なし。落語は楽語、娯楽だし、それでいいんじゃないかと。

まず三四郎で「子ほめ」。これは落語ミステリでもよく若手がやるネタとして登場する話だ。演じ分けは3人くらいで済むけど、独り言と会話とリアクションの地の文みたいになってるとこがあるのが難しいのかな。と、ついつい分析してみちゃったりして。いや、おもしろかったよ。

二人目の白酒さんは「代わり目」。私の記憶では、これまだ続きがある話だったよーな。たぶん前半だけとかの短いバージョンなんだろう。枕の部分では少々声がこもってるようで聞きづらい気もしたけど、どうしてどうして。

そして駿菊さんは「湯屋番」。この話、好きなんだよねー。どうしようもない放蕩者の若旦那が初めて奉公に出たはずなんだけど、実際は仕事そっちのけで願望丸出しの妄想にふけって皆の笑い者になるって話。若旦那の遊び人っぷりを最初にきっちり見せてくれると、後半が笑えるんだよね。楽しかったぁ。

前半の最後は文左衛門さんで「天災」。趣向としては「子ほめ」に通じるものがあるけど、こちらの方が大変そう。飽きずに聞かせるメリハリ上手だった。

そして仲入り後は東西の花形競演。まずは西から桂あやめさんで「義理ギリコミュニケーション」。コミュニケーションの難しさをいろいろと枕にした後で、嫁姑問題から異文化コミュニケーションまで話が広がって抱腹絶倒してしまった。こういうのは初めて聞いた。

トリが立川志らく師匠で、シネマ落語「たまや」。新作落語でいいんだろうけど、妙に馴染みのある感じのストーリー展開だな...と思ったら、これ『Heaven can wait(天国から来たチャンピオン)』なのね?それを江戸時代の花火職人に置き換えた、いわゆる翻案ものなのね?いやー、すんごい面白かったのよ!一個一個のシーンが、ちゃんと目に浮かぶんだもの。すごい話術だよなぁ。ほんと面白かった。また聞きたい。

というわけで、初の一人で生落語、大成功だった。さーて、次はいつどこに行こうかなっと。

ムーンライダーズ@JCBホール

『Tokyo Osaka 7』ツアー。4月のライヴに行けなかったので、本当に本当に楽しみにしてたのだった。嬉しいよお。奇しくも当日は我が家の結婚10周年記念日。相方と2人での参加になった。彼の趣味とは違っているが、今回のライヴはバンドらしくてお気に召した模様で一安心だった。

舞台構成としては、左右の張り出しで最初と最後をフルにアコースティックで、というのがかっこ良かった。しかし、舞台上、向かって最右翼にキーボード、隣にドラムと並べてあったため、右サイドにいる我々からは舞台中央搬入口から入出場する演出は全く見えず...(泣)。同じ理由でドラム隊はほとんど見えず終い。岡田さんと白井さんの姿は堪能したが。特に白井さんは、彼のギターにつながってるアンプがもろに目の前のスピーカーから音を出してくれてたんで、よーく聞こえた。すんごい目立ってた。バランスとしては、慶一さんの影が薄い感じだった。博文さんのメモ書きカンペはかわいいかったけど、慶一さん、歌詞を携帯電話にメモして見るのはどうかと思う...。

それにしても、来年には半数が60代になるバンドなんだよなーと思うと、本当に毎年ライヴを見られていることが奇跡に思える。JCBホールは造りとしてはかっこいいし、座席数も適当な気がするのでまたここでやってくれんかな。渋谷AXはどうも音が悪くていかんわ。

※12月8日、セットリスト追加。

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ダンス・オブ・ヴァンパイア

帝国劇場の7−8月は寒い北国の冬を舞台とした『ダンス・オブ・ヴァンパイア』。いつもながら面白い演目をお勧めしてくれる友人ご夫妻がチケットを取ってくれて、なんと最前列!この先2度とないんじゃないだろうか。たっぷりと楽しませていただいた。

バタバタとしていたので予習ゼロで行ってしまい、幕間にプログラムを読むまでこれがポランスキーの『吸血鬼』を下地としていることさえ知らなかった体たらく。見たの20年位前だよ...。ゴシックホラー<コメディなんだけど、コメディをよりコメディらしく盛り上げるための(?)ゴシックホラーの部分での歌とダンスが素晴らしい。もちろんコメディ部分も十分に巧みでかつ面白い。吸血鬼側では伯爵の山口祐一郎がさすがの歌を聴かせてくれるのだけど、彼はシリアス部分を一人でし背負ってる感じになっていて、コメディ部分にはあまり出て来ないのもあって、いまひとつ印象に残らない。そういう役だから仕方ないか。伯爵の息子ヘルベルト役の吉野圭吾の方が、インパクトという意味では得をしているだろう。Tバックで覚えられちゃうのもどうかとは思うけど。ヒロインが知念里奈で、彼女が『夜はヒッパレ!』とかで歌ってた頃から、うまいのにもったいないなーと思って見ていた身としては、ミュージカルの舞台で活き活きとイっちゃった演技を見せる彼女を堪能できて満足。あとは教授の独特な雰囲気をしっかりと楽しみつつ絶品な歌を聴かせる石川禅もすごい。アルフレードは浦井健治で、愚かでへなちょこな若者っぷりがはまっていた。シルビア・グラブがダンバース夫人とは打って変わってのセクシーぶりでびっくり。歌ったり踊ったりはしないけどコミカルな雰囲気はきっちり出してるクコールの駒田一はすごかった。思わず贔屓したくなる巧さ。

それにしても。芝居というのは非日常である。非日常であるがゆえに、「生」と「死」をテーマとすることが多い。吸血鬼ものと言えば、正に生と死を扱う王道ものとも言えるだろうが、それを敢えてコメディで切ったこの作品がミュージカルになっている、というのがまた面白い。死の影に怯える村人達は決して現実を直視しようとしない。真実を求める教授は生も死も同様に興味深く、また自分の生死などは眼中にもない。吸血鬼はもとより生死を超えた存在になっているし、物語の最後で示唆される未来は、ある意味で生死を超えた突き抜け方をしている。その一方で伯爵は、愛した者に「死」しか与えられぬ我が身を呪ってさえいる。夫が死んではいても、その体に杭を打つのは抵抗がある妻、という描き方は愛情云々もあるが「死」という事象を本質的には受け入れがたい人間全般を表しているようだ。...なーんて諸々を考えながら見ているようでいて、何も考えずに楽しんでいる時間の方が圧倒的に長かった、あっと言う間の3時間だった。

New Year Dash! 2009 vol.3

3月18日@新宿LOFT。まあ今回も行けなかったんだけどさ。熱狂的なレポートを毎回書いてくれるコアなファンのブログを見つけたので、そちらでライヴ感を堪能させてもらった。でも来月の渋谷AXはツアーの一環だし、絶対に行くぞと1980年広島見真講堂のライヴ盤を聴きながら心に誓うのであった。私がまだムーライダーズを知らない頃のライヴ。くぅぅ、音も声も若いわ、これ。

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E.クラプトン in 日本武道館

今日もやっぱり仕事が終わらず、8時20分くらいに到着。盛り上げどころは聞けたから、まあよしとしよう。昨日に引き続きの遅刻だわ、またもイヤなことはあったわで、かなり気分はブルーなまま到着。うっかり涙ぐんじゃったりしながらステージを睨みつけるようにして堪える。音の洪水がに巻き込まれてリセットがかかっていき、こういうお楽しみは必要だよなーと本当に実感した。ライヴ後のご飯も美味しかったし、幸せであることよ。

以下、セットリスト。私が聴けたのは『レイラ』の一つ前から。

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New Year Dash! 2009 vol.2

ムーンライダーズの3ヶ月連続ライヴ@新宿ロフト。先月は仕事が終わらなくて参加できなかったのだった...。今日も仕事が押してしまい、ロフトに着いたのは8時20分頃。ちょうどMC中だった。仕事でいろいろあって泣きたい気分だったんだけど、MC後からはイケイケモードの曲ばかりだったので気分がすっかり切り替わり、終わった頃にはハイテンションになっていた。演奏の巧さとか、格好良さとかじゃないんだよな。とにかく彼らはいつもパワーをくれる。まあ、だからずっとファンやってるんだけどさ。おじさんバンドって言うけどさ、事実だけどさ、かっこいいんだいっ。来月こそはちゃんと間に合いたいもんだ。

以下、セットリスト。ネットで探して、セットリストと感想記事を読んで「間に合いたかったよおおお!」と叫んでしまった。くやしー。

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ジェフ・ベック東京公演

東京国際フォーラム、ホールA。前日まですっかり、あることを失念していた...間に合うように思い出せて、良かった良かった。ギリギリになっちゃったんで、日本橋からタクシーに乗るという掟破りな行き方をしてしまった。目論見通り早く着けたからいいだろう。

ジェフ・ベックのギターは、形がギターなだけでシンセサイザーだよなー。初めて聴いた頃からそう思っている。今日は初めて生演奏を聴いたわけだけど、余計にそう思った。最盛期の音じゃないよねって厳しいファンは言うだろうけど、十分に楽しませてもらったよ。選曲もよかったんじゃないだろうか。ま、そこらはセットリストで確認してね。以下、セットリスト。

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New Year Dash! 2009 vol.1

今年は何故か正月からぶっ飛ばすぞ宣言をしているムーンライダーズ。1月から3月までは新宿ロフトで3ヶ月連続のライヴ。しかもゲスト(対バン)付き。どうしちゃったってゆーんでしょーか。チケットは友人が手に入れてくれてて手元に3ヶ月分あるんだけど、今日は仕事が終わらなくて行けなかった。号泣。代わりに、無事に行けた友人Gのレポートを許可を得て掲載。長いけどな...。来月こそは行くぞーっ。

##### 以下、Gレポート ############
いや、やっぱ良いです。
何がって、齢を重ねる毎に熟成されるというか、熟成されきって、逆に軽さが出て、爽やかさまで醸し出しちゃって。35周年ももう間近、我らがライダーズ。

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"Songs from the Labyrinth" Live in Tokyo

我らがStingが、リュートの第一人者Edin Karamazov氏と作ったアルバム"Songs from the Labyrinth"を引っさげてのワールドツアーだ。東京は渋谷のオーチャードホールで12月16日〜18日の3日間で、最終日の18日に行ってきた。オーチャードホールでやるくらいだから、もちろんアコースティックスタイル。というか、あのアルバムそのものが16世紀のジョン・ダウランドの楽曲をリュートとボーカルで再現したものだから、そのコンサートなら当然こういう形式になるわな。

19時ちょい過ぎに開演ベルが鳴ると、暗くなったステージに現れたのは男女取り混ぜ8名のアカペラコーラス。第一部は彼らによる小品集で、20分弱で終了。気持ちいい歌声で、脳みそに直接響いて頭のてっぺんに突き抜けていくような感覚だった。ステージのセッティングが終わるまでしばし休憩とのことで客席が明るくなる。改めて眺めると、不思議な客層だ。明らかにSting好きなだけでは聴けない音楽だから来る客を選ぶだろうとは思っていたが、クラシックファン(リュート愛好家?)と思われる方々もいらっしゃるし、品がいいと言うかなんと言うか...でもクラシック慣れしてないなーと思われる方もいて、曲が終わると最後の音の余韻が消える前に拍手を急いじゃったりするのが残念。

第2部はまずStingとKaramazov氏が2人だけで現れて演奏開始。アルバムの曲順とは違う気がするなーと思っていたら、しばらくしてコーラスの面々が現れてコーラスありでの楽曲を演奏。曲の合間にアルバム収録されているものの朗読以外にも、Stingによるダウランドや中世の音楽家を取り巻く状況についての解説があったりして楽しかった。始まる前に同行者と「Singはどんな格好で出てくるだろうか」という話をしてたんだけど、実際は黒のスーツに茶系のシャツでお似合いだった。久しぶりのオーチャードホールはやはり抜群に音響が良くて心地良く、しばらく行ってないけど来年はまたクラシックのコンサートにも行ってみよっかななんて思ってしまう。

あっさり終わったかと思えば、また舞台に戻って来てアンコールが。中世音楽、ビートルズ、自分の曲、クリスマスソング、そしてまた戻って来たと思ったらかっこいいブルースを!そして更には「さくらさくら」をリュート2本で。リュートの音色がまるでお琴の音みたいに聞こえて、その相似にびっくり。最後まで本当に気持ちの良いライヴだった。

以下、セットリスト;

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林檎博'08@さいたまスーパーアリーナ

2日目にあたる11月29日に行ってきた。ドタバタしてて書くの忘れてたので、今更ながらセットリストくらいは探してアップしておこうかと。

今回の椎名林檎デビュー10周年&御歳30歳記念ライヴは、当初は行く予定まったくなかった。なんたって日程が11月28ー30日で、もろに結婚記念日のとこの週末なんだもの。それが、先ずは友人からチケットあるよメールが来、やはり旦那おいてっちゃうのもなあと意思を固めて諦めてたところが、前日になって妹から体調不良で代打よろしくと頼まれた。旦那も金曜夜から風邪ひきで寝込んでくれちゃったので、まんまと置いて出かける。同行者は以前にも林檎ライヴのチケットを取ってくれたSちゃん。いつもありがとうございます。絶壁のような400レベルで立てなかったんだが、逆に落ち着いて見られて良かったかも。演奏も演出も凝りまくり。68人のオケとバンドを従えて負けない歌手なんてそうそういないよ。素晴らしい。やっぱすごいわ。リンゴ刻みながらの「浴室」は鳥肌ものだった。

というわけで、セットリスト;

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moonriders@渋谷AX

今年はないのかと思ってたら、やっと師走になって渋谷でライヴ。岡田徹氏いわくの「アラカン(around還暦)」なおじさん達は、今年もやっぱり元気だった。

職場を走って飛び出し、運良くバス、電車を乗り継いで開演2分前に着席。今回はすんごくいい席で、前から4列目のど真ん中あたりだったもんで、間に合って良かったと心からほっとする。恥ずかしくって始まってから入り込めるような場所じゃないもの。セットリストは文末に別枠で載せるけど、とにかく最初っからマニアックな選曲と演奏が続く。凝ったアレンジが聴けるのも、ライダーズライヴの楽しみなんだけど、「凝ってる」なんて領域じゃなかった。やっぱりマニアなおじさん達だ。楽しい。そのまま喜寿くらいまで突っ走ってくれると、ファンとしては嬉しい。橿渕さんが腰の調子よくないみたいで、ドラムセットへの上り下りに夏秋くんが手を貸していたのがちょっと悲しかった。それでも2時間ちゃんと叩き続けてくれていただけよしとしなくちゃなんだけど。良明さんは前日まで2日間点滴打ってたとは思えないハイテンションさ。慶一さんがベースを抱えたと思ったら、博文さんがマイクとハモンドオルガン持って走り回るなんてゆーありえない演出もあり。岡田さんの音頭で「慶一さん、レコ大受賞、おめでとう!来年は、ライダーズもね!」という大合唱をさせてもらっちゃったりもして、楽しかったあ。ほんと、レコード大賞なんて、もっともムーンライダーズからは遠いとこにある賞だと思ってたから。(まあ受賞作は慶一さんのソロアルバムだけどさ)。

客席は立ち見までびっしりで、いつもながら年齢層は高い。それでも今回は後半「Sweet, Bitter, Candy」あたりからスタンディングしてる人の率が高かった。私の座ってた4列目までは、そこから更に2曲は座ってたけどな。最後はもちろんオールスタンディングで、2時間思いっきり堪能。来年1、2、3月のマンスリーライヴに行くためには仕事の調整が必要だけど、遅れてもいいから行きたいなあ。うーん。新曲「東京Round and round」のTシャツも買ったし、おじさんが走ってる博文さんトートも買ったし、満足、であった。

セットリストは続きで;

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帝国劇場『エリザベート』

いつも良質なミュージカルをお薦めしてくれる友人が『エリザベート』のチケットを取ってくれたので今日は小雨の中を帝国劇場まで出かけた。この演目を宝塚で初演した頃に妹がはまっていたおかげで、かなり耳に馴染みがある。しかも先月彼女とTDLに行った時に、観劇予定と言ったら作品解説というか見所などを教えてくれて、予習もしっかり出来たのだった。持つべき者は多趣味な身内だ。(お互い様なのは認めるので反論しないよーに)。

Wキャストが多いのだが、今回はエリザベートが涼風真世、トート山口祐一郎、皇帝フランツ・ヨーゼフ石川禅、ルドルフ伊礼彼方、ゾフィー初風諄。皇后暗殺者で狂言回し役のルキーニは高嶋政宏でこれがウマい。何か以前に観た時にも思ったけど、この人ほんっとミュージカル合ってる。涼風さんの可愛らしさ美しさ巧さは言うに及ばず。絶世の美女の役が嫌味なく似合う人なんてそうそういないよね。トートは死神であり、エリザベートの心象でもある重要な役なのだけど、山口さん、そのメイク似合わないよ...きっとビジュアルは武田真治のが似合ってるのではと思ってしまった。トートの手下である黒天使達(トートダンサーズ)が凄かった。踊りやイメージがとにかくかっこいい。ゾフィー役は寿ひずるで見てみたいな。全体的に盛り上がって盛り上がってきてたのに、幕切れはやけにあっさりしていた印象だった。エリザベートの世界だから彼女が死んじゃえばおしまいなんだけどさ。エリザベートもいろいろ大変な目にあってはいるんだけど、何故か皇帝かわいそー、皇太子かわいそーと思いながら見てしまった私としては、皇帝はー?と...。(史実によれば彼は88歳まで長生きしたそうだし)。

カーテンコールでは、昨日昼の公演で日本版(東宝版)がめでたく700回を迎えたという報告があって、涼風さん、山口さんが少し喋ってくれたのだった。来月まで帝国劇場で、その後は大阪に行くそうな。またいつか見る機会がある、かな?

ギターラ遭遇

残念ながら「ギタギドラ」じゃないんだな。と言ってもムーンライダーズファンにしかわかんないか。

渋谷O-EASTでrodrigo y gabrielaの追加公演があったので、滑り込みでチケットを入手して行ってきた。行く前はどんな客層なのか想像もつかなかったし、実際のところ年齢も風体もバラバラだったけど、皆様とっても彼らの音楽が好きで、オールスタンディングのりのりバンザイだった。我が家では1年ちょい前に相方がTowerRecordでヘヴィローテーションされていた時分に仕入れてきてくれてはまったのだが、日本版が発売されたのは今年の3月で、その時のアルバム邦題が『激情ギターラ』。なんなんだ、そのダサいタイトルは!と当時は思ったのだけど、これがまた時間が経過するにつれて「実はピッタリだったんじゃ?」と思えてきた。生で演奏に接してみると、やはり彼らの演奏はモンスター級だろう。いいよ、わけわかなタイトルで。とても2人だけで出している音とは思えない。最初っから最後まで、客席を完全に巻き込んでの、まるで祭りのような熱気に溢れたステージだった。2時間手拍子を打ちっぱなしで手のひらが痺れてる。

来年には新しいアルバムを引っさげて再来日してくれるっていうし、是非ともまた行かなくちゃ。

WHITESNAKE / DEF LEPPARD

in 日本武道館。どうしてこの2つのバンドが一緒にコンサートをやってくれちゃうのか、詳しくない私にはさっぱりわからない。どちらも結構な大物なんじゃないの?すごく思い入れもないけど嫌いじゃない、むしろデフレパは一時期(アルバム1枚分だけだが)好きだった気がする。おかげで今日は予習もせずにのんきに臨んだのであった。

先にWHITESNAKEだったが、ボーカルの声が出てなくて悲しかった。盛り上げるアクションは満載だったが、彼が期待したほど客席が歌ってくれてなくて落胆しているような場面も見られたのも残念。私にわかる曲は後半に集中してたので、後半は思い切り盛り上がらせていただいたが、前半は新しめの曲が多かったのかな。(注:実は「古い曲で歌ってくれなくてがっかりしていたんだよ」とは相方の弁。以前からそういう傾向があるそうな)。80分たっぷりやって、舞台転換のため休憩。お目当てが終わったのでと、さっさと帰ってる人達も見受けられたようだった。

そしてDEF LEPPARD。超盛り上がり。WHITESNAKEファンの方々には悪いけど、始まるや否やの会場のテンション上がりっぷりはすごかったよ。ライティングやBGVの凝り方も半端なかったし。しかも私にとって幸せだったことには、アルバム『HYSTERIA』からの曲が大勢を占めていたのだ。おかげで非常に楽しめた。歌いまくり叫びまくりである。曲がわかるライヴって楽しいわー。こちらも80分だった。

ライヴ終了後は、前回Judas Priestの時にも行ったラテン系居酒屋『ロドリゲス』で打ち上げ。今日も楽しませてくれてありがとでした。メンバーとセットリストは下に。

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ミュージカル版『レベッカ』

ダフネ・デュ・モーリアの『レベッカ』と言えば、ヒッチコック映画として有名だが、これがなんとミュージカルで上演されるという。どんなになるんだ?劇場はシアタークリエ。日比谷の東京宝塚劇場のお向かいに開館した小さい劇場だ。

さて、このミュージカル版『レベッカ』だが、もともとはもっと大きな、たぶん帝国劇場クラスの舞台用に作られたものらしい。それをシアタークリエサイズにコンパクトにまとめたものだとか。コンパクトにする時に、冗長な部分は全部なくなってるんだろうなって思うほどテンポよく展開していく。舞台装置もよく考えられていて、薄い紗のパーティションと移動する階段がとてもよく効いていた。歌もアンサンブルも芝居も素晴らしく、あっという間に引き込まれ、気がつくと終わっていたような印象だ。主人公の心理的成長に合わせて、着るものが変化していく様も良かった。

役者は芸達者な人が揃っていて、全体にすごく安心して観ていられたのだけど、特筆すべきはシルビア・グラブのダンヴァース夫人だろう。ミュージカルはあまり観ないけど、それでも今回の彼女の演技が絶賛に値する、はまり役となっていることはわかる。先妻レベッカに盲従するその執着や狂気がよくよく現せていて、話の展開に説得力を持たせている。正直なところ、この作品はダンヴァース夫人が怖くなければ全然ダメになるのだから、そういう意味では作品の成功不成功を握る重要な役どころと言えるわけで、それがこのレベルで凄みさえ感じさせてくれるのだから嬉しいじゃないか。しかし、他の人が演じる時には今回のグラブさんが指標となるわけで...ま、きっと今後当分は彼女が演じるんじゃないだろーか。

相方は『レベッカ』の映画版を見てなかったので、行く前に慌ててDVDで予習。おかげで初めてのミュージカル鑑賞もゆっくりと楽しめたらしい。彼いわく「ゴシックロマン系のばりばりな、ああいう音楽やら衣装やら展開は、ブリティッシュヘヴィメタルと通じるところがあるから大丈夫」だそうだ。そういや、歌舞伎を初めて見た時にも同じようなこと言ってなかったっけ?エンターテイメントって世界中どこに言っても共通するものがあるってことかな。そのうち『エリザベート』もまた上演するそうで、それは一度観てみたいかもと思う。いや、とにかくいいものを観せてもらいました。感謝。

THE POLICE! in TokyoDome

2月13日水曜日。仕事を定時で切り上げて、1ヶ月も前から宣言しておいて、東京ドームに行ってきたよーっ。やっぱポリスはカッコイイ!!

いつもロックコンサートのチケットをせっせと取ってくれる先輩が手配してくれたんだけど、これがまたステージ真正面で。野球の時だと「バックネット裏」というのにあたる場所だそうなんだけど、ステージもスクリーンもちょうどいい具合に視界に収まる絶妙な位置。ま、遠いのは仕方ない。

客席の年齢層はさすがに高めで、「昔好きだったバンドが復活して来てくれたけど、もう体力もたないからスタンディングはきついわー」というありがちなパターンになったらヤダね、というのは全くの杞憂だった。オープニングから全開で総立ち。アンコールをリクエストしてる間もテンションは下がることなく総立ち。ライヴ前にDVD見たりCD聴いたりしてて、あの頃の若くてCrazyでCoolな彼らと、彼らを大好きだったCrazyな自分を思い出したりしたよねって友人と話してたんだけど、現在進行形で十分にCrazyな彼らと自分らを認識しちゃったりした。

ライヴの後は、余韻をたーっぷり引きずったままカラオケボックスへ。仕事が忙しくてチケットを泣く泣く友人に譲った相方もなんとか合流できて、夜中まで洋楽オンリーで歌いまくり。すんごい楽しかった。ほんっと頑張って行って良かった!

というわけで、以下、セットリスト;

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blast!

国際フォーラムに『ブラスト!ブロードウェイ・バージョン』を観に行く。1999年初演のこの音楽エンターテイメントは、日本では2003年から公演されているらしい。以前、『英語でしゃべらナイト!』にメンバー唯一の日本人、石川直樹氏が出演していて、それをみて興味を持ったのだった。

オープニング・ナレーションが終わると会場が暗くなり、”ボレロ”が始まる。シンプルなリズムを刻むパーカッションに被せてブラスが入り、徐々に打楽器も管楽器も種類が増え、それが動きと、実際に増えていく人数で示され、お馴染み”ボレロ”の盛り上がり/カタルシスと一致していい感じに爆発。お次はマーチング・バンドでは「カラーガード」と呼ばれる役割になる、ビジュアル・アンサンブルを紹介しながらの”カラー・ホイール”。これがまたジャグリングみたいだったり、新体操みたいだったり、コーラスもやったりと大変だ。ジャズがあったり、聖歌があったりと盛り沢山なステージは、”バッテリー・バトル”でシンプルに戻る。これはパーカッションのソリスト2人が丁々発止とやりあう面白くて堪能できる演目。最後にはいろんな種類の太鼓を大人数で乱打する圧巻が待っていた。そして"メディア”でビジュアル隊と音楽隊がフル稼働しているような演奏で、かーなり力が入ったとこで程よく休憩に。

さてプログラムでも買おうとロビーへ向かったら、なんだかものすごい人だかり。何だ?何だ?…あ、幕間にロビーでもパフォーマンスあるんだ!石川直樹氏が挨拶に立って、打楽器隊5人で短い曲芸風のパフォーマンスを見せてくれた。あっという間。面白かった!

後半の舞台は、シンセサイザーが前面に出た曲があったり、ディジリドゥというアボリジニの楽器があったり、チューバやマリンバが中心の曲があったりと、多彩な音楽を楽しませてくれて、あっという間に”マラゲーニャ”で終幕。しかも演奏しながら全員ステージを下りて客席を抜けて出て行ってしまった!そしてロビーで演奏は続き、観客も追いかけてロビーへ。演奏が終わったメンバー達は気さくにカメラや握手に応えてくれて、良い雰囲気で帰路に着けた。うーん、楽しい。もう1回観てもいいな!

GUNS N' ROSES

4月14日に公演だったはずが、メンバーの誰やらの怪我のおかげで7月まで延びたガンズのコンサート。幕張メッセの広い会場でオールスタンディング、ほとんどブロック分けなしという無法状態。開演時刻の17時には客は満杯。なんだか無意味に盛り上げている外人集団とかいて波乱の予想…。

17時、客電が落ちて、まずはオープニングアクトで日本のロックバンド(名前知らない)が登場。曲と曲の間に「かえれー」「さっさとおわれー」「ガンズー」とコールされながらもしっかり40分の演奏を行う。悪くはないんだけど、客層間違ってる路線だと思われた。まあでもなんとか無事終了。それからステージ変更その他が始まり、延々と待たされる。

約1時間が経過したかなって頃、再び客電が落ちてメンバー登場。途端に、立ち見の客の波がステージに向かって突進!押されて一緒に前に出たものの、圧死するんじゃないかってほどの勢いで後ろが来る。そして前はそんなにない。もちろんすぐに押し戻される。今回は4人で行ってたのだけど、相方以外のメンバーとはこの時点ではぐれた。あまりの勢いと圧迫と熱気で、早い段階で脱落する女性客多し。数曲やったところで通訳がステージに出て来てアクセルと並んで「一歩下がってください!皆さんに安全にライヴを楽しんでもらうために!」と言わなければならないほどの盛り上がり。すごいなーガンズ人気。いや、アクセル人気というべきか。正直、ステージに登場したアクセルは、往年の美青年ぶりはまったくなく、太ったおっさんでしかなく、ビジュアル的にはがっかりもいいとこだった。しかーし。声はやっぱりアクセル・ローズ。最後の方はさすがにきつそうだったけど、ステージを走り回り、盛り上げまくり、大はしゃぎ。アンコールが終わって、それで終わりかと思ったら最後また出て来て2度目のアンコールをしてくれるサービスの良さ。あまりのサービスっぷりに、これは本当にアクセルなんだろーかと疑いたくなったほどだ。気分に波がある人だから、のらなきゃ今回だって当日ドタキャンありだよなー、ステージに出て来るまで信用できないよなーと思ってたんだけど、今日は良い方の波が来ていた様子。ありがたや。たっぷり2時間以上のパフォーマンスを堪能した。

しかし客席、ほんっとーに熱かった。ノリも熱いが、蒸し暑い。これでペットボトル持ち込み禁止はひどくないかい?あれだけ待たされたら,間違いなく待ってる途中で投げてる人がいるとは思うけど、健康に悪いよ。チケットにブロック分けはあるんだから、せめてもう少しきちんとスペースを区切ってくれていれば、そんなに危ないことにはならなかったと思うんだけど。ライヴ会場で生命の危機を感じたのは初めてだったので相当びびった。いろんな意味で、すごいライヴだった。

バーバーショップ・コーラス

アイスショーの後、新横浜から新幹線に乗って移動という大技を使ったにもかかわらず定刻より30分遅れて上野の東京文化会館に到着。ここの大ホールで午後6時から『第5回東京バーバーズ・ショウ』をやっているのだ。友人がソロをとるというし、コーラス好きだし、何よりバーバーショップ・コーラスというのが面白そうなのでと買ったチケットなのに、途中からになってしまい残念。しかもソロがちょうど終わったところで着いたらしい…うう、悔しい。

バーバーショップ・コーラスというのは男性アカペラ合唱のスタイルの一つで、アメリカ南部の床屋さんに集まって唄っていたのが始まりだとか。気楽に楽しみましょう!と呼びかけるがごとくに、唄うことを楽しみ、見せることを楽しみ、そしてお客さんにも楽しんでもらうという一石何鳥をも目指したユニークな合唱で私はかなり好き。唄うだけじゃなく、駅の雑踏を模した舞台になったり、衣装を早変わりしたりと楽しそう。しかも曲も知ってるのが多くて、これまた楽しかった。東京バーバーズの演奏だけでなく、彼らが国際大会に出場した時に一目惚れして3年がかりで口説き落としてきたグループ・METROPOLISの更に楽しい演奏もあり、バーバーショップ・コーラスってすごい!と思って帰ったお客さんも多かったんじゃないだろうか。もちろん私もその1人だけどね。

『マリー・アントワネット』

久しぶりの帝国劇場。忙しい友人A氏の代打ってことで急遽行かせてもらってしまった。真正面の前から10列目辺りになる場所で、「いい席」である。同行者いわく「取れた中で一番良い席」なのだそうだ。さもありなん。

『マリー・アントワネット』は、もちろんあの悲劇の王妃アントワネットだ。年明けにはソフィア・コッポラがベルサイユ宮殿でロケしたという同名の映画も公開されるが、やはりこの人ほど愛され、憎まれ、天国から地獄へ叩き落とされ踏みにじられ死んでいった歴史上の人物ってのはいないんだろう。しかも彼女はある意味、歴史上の脇役であるはずの「王妃」だ。「王」ではない。それがフランス革命においては敵役として立派な主役に祭り上げられてしまったのは、これは確かに恣意的なものがあったと想像したくなるのも無理はない。今回のミュージカルではカリオストロ伯爵が黒幕として狂言回しの役を勤めさせられているが、そうであっても全然不思議はないのだ。いや、それにしても池田理代子って人はすごかったと、アントワネットものの話を読んだり見たりする度に思う。

で、肝心のミュージカルだが、芝居としては面白かったけどミュージカルとしては喰い足りなかった。もっと聞かせどころがたっぷりしてて欲しい。せっかく唄える人が揃ってるいいキャストなんだから。笹本玲美のマルグリットが健気さ、必死さが出ていて好演。高嶋政宏のオルレアン公ははまり役だろう。この人って芝居うまかったんだ!と驚いた。カリオストロは山口祐一郎なのだが、体格の大きさと声の深さ、迫力という点からは、彼以上のカリオストロは望めまい。土居裕子のシスター役も素晴らしかった。フェルゼンの井上芳雄もいい(というか、かわいい)。涼風真世のアントワネットは、正直なところ前半を見ている限りは彼女である必然性がまったくわからなかった。やり過ぎな程の過剰な驕慢さ、軽薄さを演じていたからだ。しかし後半、革命により囚われの身となってからギロチンにかけられるまでのアントワネットの存在感ときたら。あの静かな激しさの演技は素晴らしい。

いやー、堪能した。帰ってからブログまで読んじゃったくらい。本当にありがとうございました。

30周年祭り最終公演

渋谷C.C.レモンホールにて。ほんっとーにレモンになってたよ…外観だけで結構な脱力だった。ムーンライダーズとこのレモンの取り合わせが何とも奇妙な感じ。開演前に無事に到着し、同行者にも会えたしCD渡すべき人にも会えたし、まあ良かった良かった。そして10分ちょい遅れくらいで最終公演の始まり。

薄い紗幕がかけられたステージの向かって右端に白いクロスのかかったテーブル。それを囲むメンバー達。そこに斜め上からライトがあたっている。一人ずつだんだんと立ち上がって楽器に向かい、そして演奏に移行。幕はその後も大活躍で、いろいろ映し出されたりしていた。ステージ中央、慶一さんと博文さん/良明さんとの間にアクリル板が立っていて何かと思っていたら、遮音ボードだったらしい。よりよい演奏のためにってことか?演奏内容としては最新アルバム『MoonOverTheRosebud』からがメイン。盛り上がるのはどうしたって古い曲になってしまうけど、でも現役バンドとしての意気込みが、高いクオリティとともに感じられる良いステージだった。女性ボーカルの登場のさせ方なんかも粋だった。助っ人のカーネーションの矢部さんはさすがのドラムの冴えだった。

さてこれでしばらく「生」はお預け。でもまだまだ映画もあるし、CDも出るし、お楽しみは終わらない。

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アイアン・メイデン再び

今週水曜日、仕事は定時で上がってダッシュで日本武道館へ。私にとっては2度目のアイアン・メイデンのライヴなのだ。着いてみると、前座が演奏中。女性ボーカルのメタルバンドらしいけど、声が相川七瀬そっくり。どうやらアイアン・メイデンのメンバーの娘がボーカルだったらしい。自分とこのツアーで前座に使うとは、親ばかだよなーと呆れる。メタル親父が親ばかってのも笑えるが納得できたりして。

で、肝心のIRON MAIDEN。一昨年2月に聴いた時より、俄然レベルが高い。特にボーカル、Bruce Dickinson、最っ高に声が良い。ミラクル・ボイスだよね、あれは。演奏全体も前回よりかっこいい気がする。最新アルバム『A MATTER OF LIFE AND DEATH』からがメインのツアーだったのだが、自分で意識してなかったが数回は自宅で流れていたらしいので何となく曲はわかる…気がする。わからなくても、演奏の凄さで楽しめたけどな。最後の方は古くからの定番曲を演ってくれてたので大盛り上がりだったさ。

ライヴ後に行った宮崎地鶏の『鶏華』で北海道から駆けつけてライヴに行ってたという方とちょっと言葉を交わす。北海道から…遠いよなあ。しかも今日は平日だよね?うーん、すごいなー。あまり他人のことは言えないけど、やはりどのジャンルだろうと、ファンて熱いものだよね。でも、ファンじゃなくても楽しいライヴが出来るのは、さすがにベテランの実力だろう。いやー、ほんっとに面白かったよ。

WHITESNAKEだ

怒濤のライヴ月間(4−5月)もこれでやっと一段落。締めはWHITESNAKEの東京フォーラム。2階席だったけど、大盛り上がりのオールスタンディングで、ひっじょーに面白かった。まあ、相変わらず曲は半分くらいしかわかってなかったけどな。一応、予習用としてDVDを見ていたのは効いてたみたい。

私の認識しているWHITESNAKEと言えば、"Is This Love?"、"Here I Go Again"の辺り。で、今日はオープニングがいきなり"BURN"で。…えっと、"BURN"て、WHITESNAKEじゃないよね?Deep Purpleだよね?デビッド・カバーデールだからいいのか?確かに思いっきり盛り上がったけど。ギターソロ、ドラムソロも凄くて面白くて、とにかくしっかり最後まで一気に走ったようだった。2時間なんてあっという間。

2ヶ月で結構いろんなライヴをハシゴした感じだし、しばらくライヴはいいや。

公録

本日も、夕方仕事を定時でスパッと切り上げ、新木場までダッシュ。流通関連の倉庫が立ち並ぶ中に突然現れたアヤシげな建物が本日の会場・STUDIO COASTだ。BS朝日&GyaO presents 『SHAKE THE MUSIC LIVE vol.9』てことで、CANCIONアンダーグラフMOONRIDERSのライヴなのであった。番組そのものは見たことがないのだが、どうやら月1回こうして3組集めてライヴを撮り溜めし、それをインタビューを交えた各組ごとの1時間番組にして毎週放映しているようだ。本日のライヴは6月分となるわけで、我らがMOONRIDERS編は6月3日に放映!再放送は7月1日!忘れずに見ないと!!

CANCIONは結成6年目、メジャーデビュー2年目の若手デュオ。最近よくいるタイプの二人組ストリート系って感じだが、テレビ番組のテーマ曲としてタイアップがあったりとファンハウス一押しな気配。まだまだかわいいんだが、最後の曲「交差点」を歌っている時に感極まったのかメインボーカルくんが泣いてしまって歌えなくなるというハプニングが。なんとかつないで持ち直して歌い終われてたけど、彼らにしてみれば広い会場(っても300人くらい)、しかもテレビ公開録画、タイバンはそれなりに地位を確立している先輩バンドと大先輩バンド。確かに感動するかもなー。自分らのライヴが終わってから、会場内ブースでCD手売りしていたのも好感か。

アンダーグラフは、いま旬なバンドの上昇気流オーラが出まくりでかっこ良かった。はっきり言って会場内の高校生大学生らは全員このバンド目当てで、登場した途端にスタンディングで歓声すごい。オジさんバンド目当ての高齢層はおとなしく手拍子で参加。いやでも、マジかっこよかったよ。テレビやラジオで聴くよりずっとちゃんと「バンド!」って感じで。今度マジメにアルバム聴いてみよう。

そして最後がMOONRIDERS。アンダーグラフ目当ての若者らが去った後の中央前列に高齢層が大移動して、いっきに渋いライヴ空間に変身。かしぶちさんがドラム復帰で、サポートなしの6人揃ったライダーズ。「彼女について知っている二、三の事柄」「水の中のナイフ」「マスカット ココナッツ バナナ メロン」「Frou Frou」「ヴィデオボーイ」「Sweet Bitter Candy」「夢ギドラ」…あれ?あとまだあったような気がするが何だっけ?まあでも、いつもながら着席率高し。30周年の日比谷野音の後だし、盛り上がりとしてはおとなしめか。どんな番組に編集されるのかは楽しみ。次回演奏は夏フェスらしいが、北海道も四国も行けないよー。秋のツアーに心から期待。

TOTO

老舗バンドの、です。来日公演、というか彼らにとっての全国ツアー26カ所での公演最終日だったのが本日の東京国際フォーラム。洋楽お友達からチケットが回って来たので参戦と相成った。GW明け早々で、もしや仕事のトラブルなんぞで行けなくなるのではと戦々恐々としていたが、案に相違してあっさり間に合えた。日頃の行いがいいんだろーか。

しかし、TOTOの熱心なファンというわけでもない(むしろチャート上位に入った曲しか知らない)私。最近のアルバムなんぞ聴いてもいない。それでも面白かったし十分楽しめた。いやー、やはりオジさんバンドの円熟味ってのは、誰が聴いても楽しめるもんなのねー。でもまさか最初っから最後までスタンディングになるとは予想外。TOTO、あるいは、オッさんパワー、恐るべし。

野音・グッズ編

さてさて。今回はグッズもたっくさん手に入れてしまったので御披露。

まずはプレミアムーンシートのおみやげ、30周年Tシャツと『ゆうがたフレンド(公園にて)』のシリアルナンバー付きCD。Tシャツはグレー地に30周年ロゴが黒で入った渋いデザイン。ちょっとカッコイイので着て歩きたい。CDは、シリアルナンバー#266を入手。これはナンバー#1〜#600までの、秋に出る予定のシングル盤の日比谷野外音楽堂限定バージョンで、ほんっとーに超レア・アイテムらしい。メンバーのコメントも勿論あるのだ。

30周年記念BOOK。"BOOK"と言っても本ではなく、紙ファイルにメンバー各自のポートレート(しかも裏にはそれぞれを意味する紋章が!)、ポスター、レターセット、バンドの年表、豪華メンバー達からのMOONRIDERSに捧げる言葉集、が納められたもの。4000円は高いか安いか!?まあ、ファンにとっては高くはないよね。お宝ではある。

500円のエコバッグ、3000円の30周年ギグTシャツは黄色、黒、生成りの展開だったらしい。エコバックは生成り、Tシャツは黄色でゲット。30周年記念で作ったキング・ジョーが描いた紋章のTシャツは買ってないけど、エコバッグにプリントされてるからいいや。あとは缶バッヂ。これはおみやげTシャツと同じデザインのものが色違いで2個セット。写真ハガキのセット。Tシャツのおまけでステッカー。他にもあったかもしれないけど、これでお腹いっぱい。いやー、ついつい買っちゃいますな。秋のツアーで新作グッズがあったら、きっとまた買っちゃうんだろうなー。えへへ?

#追記: 今回の記念ライヴはドキュメンタリー映画になって、冬頃にテアトル新宿でレイトショー公開される予定。moonriders.netを要チェックだ!

野音だ!

MOONRIDERSデビュー30周年記念4連続ライヴ最終日、日比谷野外音楽堂ライヴ!ヒャッホー!

いやー、前回ここでやったのは20周年記念で、あれから10年なんてあっという間だった。今日久しぶりに合えた友人Kなぞは学生だったのが二児の母だ。客席の年齢層も確実に高い。うーみゅ、感慨深いのお。

17時開演のところを16時半には着くように行ったのに、会場ではすでに演奏が始まっている。時間間違ってる?と慌ててチケットを見るが17時からで間違いない。入場してみると、ステージ上には「ムーンライダーズのコピー一筋28年」の架空楽団が。30周年の晴れがましい舞台ときて、ボーカル山田氏はタキシード姿。ギャグにしか見せませんがな。彼らの演奏を肴に友人とお喋り。次に会うのもライヴ会場かな?

曲名リストはmixiから拾ってきて載せておくけど、なんとも多彩なゲストと演奏に酔わせていただいた3時間だった。架空楽団の演奏から、そのまま楽器をバトンしての始まりといい、ゲストも全員勢揃いしての最終曲後、アシッドムーンライトだけのアンコールといい、常にない演出でユニークだった。

ゲストでは曽我部さん、あがたさんがさすがの歌唱力と存在感。PANTAさんと遠藤憲司さんは意外な一面!?て感じ。いずれ劣らぬ芸達者ではありますな。直枝さん、太田さんが参加だとアレンジが更にロックするけど、やっぱ『ボクハナク』ってかっこいいよ。野宮さん、知世ちゃん、年齢不詳すぎ。ポカスカジャン面白いけど、それは確かに『笑点』ではキツいよね…。幸宏氏は珍しくギターだと思ってたら、最後にしっかりドラムで参加してたな。コーラス参加のRay of Light良かったね。

最後の『Don't Trust Anyone Over 30』はサビを客席も一緒に30から50まで変えていっての大合唱。はああ。ほんとに名残惜しかったよおお。秋にツアーがあるそうで…早く秋にならんかな。

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東京事変!

今週末のMOONRIDERSは新宿LOFTなのだが、仕事で行けなくなり泣く泣くチケットを譲った。まあファンの方の手に渡ったので良しとする。その代わりと言っては何だが、妹の友人が仕事で行けなくなった東京事変のライヴ・チケットが回ってきた。ありがたや。平日だが、仕事場からダッシュで抜け出して駆けつけた。

会場は大宮ソニックシティ大ホール。職場から約2時間かかり、開演5分前に辿り着いた。アルバム『大人』を引っさげての第2期メンバーでの東京事変だが、素晴らしかった。私が椎名林檎嬢の実演を体験するのは東京事変になって初めてのこと。椎名林檎ソロでの最終武道館公演では、「バンドやりたい椎名林檎」だった。一緒に行った妹によると第1期メンバーでのツアーだと「椎名林檎とバックバンド?」の域を出ていなかった印象だったそうだ。今日は「バンド!」だった。衣装替えしたり踊ってくれたりするバンドってのもなかなか楽しい。そういうエンターテイメント性もたっぷりで、しかも演奏はハイレベル、ハイテンションで濃厚。2時間弱のライヴだったが、お腹いっぱい。大満足。特には新加入メンバーの浮雲、伊澤一葉両氏がバンドのレベル向上に相当貢献している気がする。個々のメンバーがほんっとーにプロフェッショナルで芸達者で、嬉しい驚きが連続する演奏だった。チケット争奪戦が激しいのも仕方ないか。譲ってくれたS嬢ありがとう!

祭りは続くよ

ムーンライダーズのデビュー30周年記念特別企画4連続ギグ第2回。本日はソロプロジェクト特集。先週と同じく元リキッドルームの新宿FACEで午後5時開演。

岡田さん率いる"Life Goes On"で幕開け。大所帯のアコーディオンバンド。なんせアコーディオン5台、ギター、ベース、ウクレレ、ドラム。11年ぶりの再結成になるらしいけど、以前と変わらずHappyな演奏を聴かせてくれた。続いては鈴木慶一ソロとしてトランペットにくじらさん、パーカッションにかしぶちさんがつきあって"3 Buskers"と称しての『花咲く乙女よ土を掘れ』。1曲だけで次のMioFouにバトンタッチ。鈴木博文・美尾洋乃のこのユニットは癒し系って感じだが、やはり相当にお久しぶり。くじらさんは一人でマンダリン、バイオリンを使ってライダーズの曲をいろいろ。そしてまた"3 Buskers"でつなぎ、最後は白井良明さん率いる"SURF TRIP"がビブラフォンの香取良彦氏をフューチャリングしての演奏。今年の1月に11年ぶりの復活ライブをやったばかりで、そのライブはアルバムとして今月19日に発売予定だそうだ。会場でもちろん先行発売されており、しっかり買ってきた。11年前には実は聴いたことなかったんだけど、今日のライブでヤラレちゃいましたもんで。いやーかっこよかったよ。

最後のアンコールはSURF TRIP with MoonRidersで『Who's gonna die first?』。大盛り上がりだけど、客席全員座ってるところがファン層の高齢化を反映しているかも…でもきっと野音ではオールスタンディングだよって皆、心に決めて待ってるさ。

祭りの引き出物

というか、お金を払って買っているので正しくは引き出物ではなく単なる記念グッズかな。MOONRIDERSファンクラブ限定DVD!が届いた。早速見てみる。

おお、これは恵比寿でやったライブの舞台裏映像か?うーん、この時はかしぶちさん腰痛でいないと思っていたら、アンコールだけ出てきたんだよなー。そして『スペースエイジの場バラッド』のPV。更に続いて慶一さんオリジナルの『Wet Dream Land』のPV。更に続く皆様のコメント。だらだらとって感じだが、これを楽しめないような人は、たぶんファンクラブには入ってないんだろうな。困ったもんだ。

さて、もう一回見るか。

祝いの祭り

ムーンライダーズのデビュー30周年記念特別企画4連続ギグスタート初日!めでたい!

本日は新宿FACEでの午後5時開演という早い時間からのライヴであった。新宿FACEってどこよ?と調べたら、何のことはなく、以前リキッドルームだった場所だった。特に内装が変わったわけでもないような。パイプ椅子でも座席指定だってのが以前との大きな違いだろうか。

幕開けはGakan&Ryoumei、武川雅寛と白井良明のユニット。二番目がSuzuki K1>>7.5ccで、正面ステージではなくサイドに設えた特別なコーナー、画像モニターの横で演奏。どうやらBGVを見て欲しかったためらしい。三番目がARTPORT。これは鈴木博文、白井良明、橿渕哲郎のユニット。で、トリがThe SUZUKIで、ムーンライダーズからは鈴木兄弟、武川雅寛が参加。アンコールで橿渕哲郎、白井良明が混ざり、岡田徹を除くメンバー全員が揃った形にはなった。岡田さん、まさか病欠?

それにしても…だ。
つまり、本日は「ムーンライダーズのライヴ」ではなかったのだ!バンド内バンドの競演ライヴという非常に珍しい形式だったわけだ。まあ、4連続ギグ、全部行く人が結構な割合いるだろうし(自分もだけど)、ファンサービスとして毎回違うことやってくれるのはいつものことだしね。来週はソロワークスとかかな?きっとまた「ムーンライダーズの」じゃない気がするな。それでもやっぱり、楽しみだね。

ムーンライダーズ追加公演

現在発売中の『ユリイカ』”特集*ムーンライダーズ”は副題「薔薇がなくちゃ生きてゆけいないんだってば!」。実にツボを押さえたタイトルである。読むとこ満載で、なめるようにチビチビと味わっている。うーん、嬉しい美味しい。
昨日はどうやらそっち関連でのイベントもあったようだが、情報に疎い私は参加できず、隣席の女性らの話を羨ましく聞き耳ずきんしたのであった。

今日はオープニングの曲から渋谷の時とは違うなあ…おや、ドラムが若いし。と思ったらドラムは坂田学氏(元ポラリス)であった。そういえば新アルバムには坂田明さんが歌詞書いたりしてるもんな。その関係だろうか。若いのに、すんごいしっかりしたかっこいいドラムを叩く人で、ちょっとトキメイテしまった。
全体として、渋谷の時より音がまとまってていい感じ。
しかも、最後の最後、アンコールの2回目には橿渕さん登場!さすがにドラムは叩かなかったけど。なるほどオープニングで”Frou Frou"やらないわけだよ。もう大丈夫って言ってたのを信じたい。来年は30周年で何かやらかしてくれるらしいし、6人揃ってのライブは、すんごい楽しみ。期待無限大。それまでどうやって暮らすかなあ…はあ。

ムーンライダーズ

結成30年、レコードデビュー29周年のムーンライダーズ『P.W Babies Paperback』ツアーに行って来た。渋谷AXは行きにくい上に音響がよくなくって好きじゃない会場なのだが仕方ない。

30年もバンドやってりゃ、ファンも高年齢化してくるのは当然で、着席率の高いライブであった。それでもアンコールでは総立ちになっていたようなのはさすが?曲は半分が新譜からのものだったけど、総じてドラムがよく効いたハードなアレンジになっていたように思う。橿渕さんがお休みで代わりに矢部さんが叩いてたせいだろう。メンバーも高齢化してきてるわけだから、いつ本当に全員揃ったステージが聴けるんだろうと心配する。来年のデビュー30周年には揃っててくれるといいんだけど。当面は6月5日の追加公演も行くので、そっちの演奏が楽しみ。

それにしても、すでに23年もおじさん達の演奏を聴いているのか…。
早く『ユリイカ』買ってこよう。

ジューダス・プリースト

Judas Priestすなわちユダの司祭という名を持つヘヴィメタルバンドのライブに行って来た。
”メタルゴッド”の異名があるそうで、「神の降臨!」とかなんとかって、ファンの方々は盛り上がっている。
そのファンに引っ張られて行ったわけだが、面白かった、掛け値なしに。

一曲もわからない人間が会場にいて、それでも、カッコイイ!と思わせるだけのパフォーマンスなわけだ。
うねるドラム、たぎるベース、怪しいまでに超絶高音のボーカル、そこに切り裂いたり叫んだり走ったりしながらツインギターがかぶる。鋲付きロングコートを翻し、レザーパンツを光らせ、”神の眼”や”鋼鉄の十字架”や”鉄馬”を従え、疾風怒濤のステージが進む。客電が落ちた瞬間から総立ちで拳を振り上げる信者達の野太い声が、ハーレーの爆音と同化し、バンドを包み込み、そしてバンドに跳ね返される。見事なまでのカタルシス。

いやー、マジ、気持ちよかった。
さすが30年のキャリアは伊達じゃない。
どこの世界でも、ベテランは達者だよなーと、しみじみ感心した横浜の夜だった。

ホール&オーツ

お好み焼きの後は、有楽町に移動して国際フォーラムでホール&オーツのコンサート。
職場の方から急遽譲り受けたチケットなので、予習も全然だったけど、楽しかった!

"Man Eater"で幕を明け、新しいアルバムからの曲を含め、ほぼ曲毎にM.C.を入れつつステージは進む。
後半はまるでヒットパレードの様相を呈すが、更にアンコールで最高潮。
再びのアンコールでもう一回コンサートが始まるのではないかという冴えたプレイが炸裂。
正直なところ、期待していたよりずーっと面白かった。
チケットを譲ってくれた方に大感謝。

STING

久しぶりの来日公演、日本武道館2日目に行った。
最近はあまりアルバムも聴き込んでないから心配だったが、無用の心配だったようだ。

何と言うか、いい意味でエンターテイナーとしての成熟ぶりが伺えた。
ポリス時代の曲から最新のものまでバランスよく配置して、聴きやすくアレンジ。
その上で、女性ボーカルとの絡みあり、バンドの超絶技巧あり、もうもう興奮させられっぱなし。
お腹いっぱい大満足だ。

余勢を駆って洋楽しばりカラオケ突入。
午前2時まで歌い続けたのであった。

バニッシング・ポイント

イリュージョンとマジックとウィットに溢れた舞台。
瞬きするのも忘れるくらいに引き込まれて見てしまった。
あれだけキレイに騙してくれると気持ちいい。

舞台の後は、『つばめキッチン』でワインとドイツ料理に舌鼓。
舞台も飲み食いもお喋りも好きな面々なだけに、時間はあっという間に過ぎた。
こういう時間は、本当に飛ぶようだね。
次はいつどこで一緒に遊ぼうか?

WEST SIDE STORY

ミュージカルの定番。
映画のやつは大好きで、何十回かは観ている。
だけど舞台を観るのは、今日が初めてだ。

少年隊が毎年やっているPLAYZONEの一環としての舞台なので、男性陣は当然ジャニーズの人々。
女性陣はというと、制作方のミュージカルにかける熱い思いを反映してか、宝塚出身や舞台たたきあげの人が多い。
例えば、島田歌穂はちゃんと17歳の清楚な女の子に見えるし、しかも”朝”のシーンでは女に見えるし。
香寿たつきはプエルトリコの肝っ玉姐御に見えるし、しかも女だし。
素晴らしかったよ。

しかし正直なところ、見直したのだ>ジャニーズ事務所。
特に、佐藤アツヒロにはびっくりした。
赤坂晃はTVでも見かけるから芝居もやるんだーと思っていたのだが、佐藤アツヒロが何をしてるのかは全然知らなかった。
だから、舞台での彼の存在感に驚いた。
すごいです。
赤坂晃もTVでたまに見る時よりはずっと良かった。

チケットを取ってくれた妹の友人に感謝!です。

『浪人街』

中村獅童が出演し、ワダエミが衣装を担当し、坂本龍一がテーマ曲を書き、マキノノゾミの脚本である。
とりあえず、主演の唐沢寿明と松たか子にはあんまり興味がないのだが、話は『浪人街』なのだろうし、面白いに決まっている。
というわけで、平日にも関わらず、仕事は定時でダッシュして、青山劇場へ出かけてきた。

正直なところ、幕間の休憩時間には、ちょっと失望していたのだ。
まあ面白いんだけど、いまいちだよなーって。
本来はかなり大事な場面の水茶屋で、荒牧源内(唐沢)の相手となる武家の未亡人が、どう見ても色街の女にしか見えなかったり。
その義弟がどっからどうみてもヤンキーなのはともかく、この二人が揃って喝舌が悪いときてる。
せっかく舞台美術は素晴らしいのに、もったいないったら。

唐沢はすごく良かった。
これまでTVでちょっとしか見たことなくて、世の中の人が唐沢寿明を好むのが理解できなかったのだが、今日の芝居を観て見方が変わった。
ひょっとして、舞台の方がいいのか?
赤牛弥五郎の獅童は、ほんっとキレキレで、楽しかったよおー。
母衣権左衛門も小幡兄弟も近江屋も藤兵衛さんも、皆それおぞれに素晴らしかった。
後半、見せ場の立ち回りは、ほんっとーにわくわくした。
そして幕切れの一場、笑かせてもらいました。
ほんとにほんとにありがとう。
嬉しい芝居、だった。

綾戸智恵ライブ

本日は初の綾戸さんライブにお出かけ。
間際にファンクラブ会員の方から譲ってもらったチケットだったので、前から10列目という良いポジション。
会場はオーチャードホールなので、音は確実にいい、はず。
テレビとCDでしか聴いたことないのだけど、絶対にライブが「いい」はず。

そして期待は裏切られないのであった。
幕開けの"Amazing Grace"から、もうもう全開の綾戸節。
MCも飛ばしまくり。
セッションメンバーも素晴らしくって、彼女の魅力が更にアップされていた。
最後はクワイアも参加しての大迫力で、どわわーっと行くのかと思いきや、ピアノと綾戸に戻って"Blowin' in the wind"だし、やられまくりって感じ。

というわけで、帰りにはまたCDを購入してしまったのであった。
それにしても去年からライブ運はいいような気がする。
嬉しいこっちゃ。

アイアン・メイデン・フェスティバル

さいたまスーパーアリーナまで『アイアン・メイデン・フェスティバル』なるものに連れて行かれてきた。
アイアン・メイデンは私でも知ってるへヴィメタの大御所で、今回はフェスティバルと銘打って若手のバンド2つを前座に全部で5時間のステージが展開されるのだ。
若手はアーク・エネミーとソナタ・アークティカという2バンドだったのだが、予習と称してJ氏が借りてきたCDが、私には5分と聴いていられなかった。
もともとが彼と私の音楽嗜好に違いがあるので仕方ないとは思う。
それでもメタリカ、デフレパードとかなら普通の洋楽チャートでも上位に来るから聴くのだけど、うーん、デスメタルは無理すぎ。

というわけで、J氏だけ先に行き、私は前座2つはパスさせてもらってしまった。
アリーナに着いたのはメインが始まるギリギリ。
結局ほとんど予習しないで行ったから、楽しめなかったらどうしよーと心配していたのだが杞憂であった。
うまいんだもの>アイアン・メイデン。
3人のギタリストって何?って思ってたけど、かっこよくかつ音も良かったし、ボーカルも絶好調で、舞台構成も飽きさせない。
いやー、どんなジャンルでもベテランってすごいわー。

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MoonRiders

結成26年の超おじさまバンドとなってしまったライダーズ。
リーダーの鈴木慶一氏に至ってはCMで「おとうさん、ありがとう」と言われてる始末だが、ライブパフォーマンスの方は相変わらず熱かった。
遅れていったので一番後ろの壁に張り付いて過ごす羽目に陥ったのだが、そこは渋谷クワトロだし、十分にステージは近い。でも見えない。とにかく人と人の隙間を縫って、少しでもステージを見ようと試みるのだが、ほっとんど見えなかった。音は堪能したからいいんだけど。

それにしても、すでにファンやって21年だ。長いなあ。

以下、セットリスト。

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